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「ま、何はともあれ…口癖がみんなを守る、なんてくらい正義感が強いんだから、Aちゃんはこのまま真っ直ぐ純粋にその正義を貫いてほしいよね。」
松「…あ？真っ直ぐ？」
「いやだから！Aちゃん見てると、たまにこっちが心配になるじゃん。なーんか危ういんだよな、なんつーの？自己犠牲の精神貫く感じ？」
諸「…確かに、そうかも。」
ハッとした諸伏ちゃんの様子から、Aちゃんへの認識が間違っていなかったと悟る。
あの強い正義感が裏目に出て、早死にしそうな雰囲気があるんだよなぁ。
一番印象に残ってんのは、やっぱりあの爆弾解体の授業。
練習さえもあんだけ真剣に向き合って。俺みたいな消去法的な選択で警察の道を選んだんじゃなくて、警察官になるべくしてなる人なんだと思う。
『みんなのこと、守るよ。』
何かのタイミング、本当に何気ない瞬間に、俺たちに向けてAちゃんが言ったことがある。その表情は、どこか生き急いでいるようで。
降谷ちゃんにしても諸伏ちゃんにしても。どうして頭の良いヤツらはあんなに危ういんだよ。
守る守る、なんて言うけども俺は君らが心配だよ、なんて思っていたら、じんぺーちゃんの「チャイム鳴るぞ」の一言にかき消されて俺たちは急いで席を立ったのだった。
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「みんなのことを守りたいからです。」
異議がある、と正直に教官に言い放ち、ギロリと鋭い視線を向けられたまま、私のこのどうしても譲れない信念を伝える。
「私は、確かに有名人の娘です。でも！それが理由でこの信念を曲げることはできません。警察官になるのは、なりたいと思ったのは、みんなを、この国の人を守りたいと思ったからです。」
教「…ふん、見上げた心がけだな。」
私を危険に晒さないための上の決定だとは分かっている。私のことを思った上での決定だと。それでも、ここまで頑なに拒まれると、滅多なことで折れなかった心が折れそうになる。
…権力に屈するしかないのか、なんて弱気な考えが、私の中でどんどん膨張していく。
教「…さあ、工藤。次の授業の予鈴が鳴るぞ。」
「でもっ、」
どうしよう、どうしたらいい？
そう、ぐるぐると考えていると、教官が長く息を吐いて言った。
教「…仕方がないな。工藤、よく聞きなさい。来週、本当にたまたまなんだが、ここにあるお偉いさんが来る。」
「…？」
教「おや、まだ分からんか？そのお偉いさんに認められたら、考え直してやらんこともないと言っているんだ。」
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青空(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます！！！とっても嬉しいです‼︎ (6月29日 21時) (
レス) id: 5e94745166 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 大好きです！！！！！更新頑張ってください！！！待ってます！ (6月19日 7時) (レス) id: 418dda50ad (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - 1日遅れですが読みました！続きが気になりすぎます！これからも応援してます！ (5月29日 21時) (レス) @page41 id: 264214b0c8 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - ホワホワさん» いつもありがとうございます‼︎今日出したお話も楽しんでくださいね‼︎🌸ホワホワさんのコメントに助けられて3つも更新できちゃいました！🤭 (5月28日 23時) (レス) id: d616d8a279 (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - めっちゃ面白いです！更新待ってます！頑張ってください！ (5月25日 22時) (レス) @page38 id: fb5e568a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青空 | 作成日時：2022年5月3日 9時
