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そう言うと、途端にぶーっ、と食べ物を吹き出して笑う4人。
伊「いやぁ、その、珍しいことも…ﾌﾞｯ、あ、あるもんだな…笑」
松「サイコーかよ、おめえAに仕事押し付けられたのかよ笑笑」
萩「やるねぇAちゃん！」
諸「何か、理由があるはずなんだけど…ｸｸｯ、ゼロが…置いていかれるなんてね…」
アヒャヒャ、と大笑いをする4人を少しムスリとしながら横目で流し、とにかく早く腹を満たそうとお盆を置きつつ席に着く。
いただきます、と手を合わせて食べ始めると、続く話題はやはりAのこと。
萩「Aちゃんお昼にカツ丼食べるとか言ってたんだけど。このまま来なかったら心配だねぇ。」
諸「ああ、あと10分で昼休みも終わっちゃうよ。」
松「昼メシ抜きはきついぞー、はよこい、Aー」
まだ食べているのは僕と松田だけで、3人は水を飲んで待ってくれている。周りの人もまばらになってきたので、先程のAの様子から気になったことをみんなに今、聞いてみようか。
「なあ、話が変わるんだけど、みんなはAの卒業後の所属先、何か聞いてるか…？」
___________
「どうしてですかっ！？」
私の悲痛な叫び声が教官室に響く。
「どうして……っ！？何故ですか！？」
何度聞いても、何度訴えても、教官からはダメだの一点張りしか返ってこない。…これが、面談？私は、公安のゼロになることでしかみんなを救えないのに。どうして、私が警察庁に行けない理由すら教えてもらえないんだろう。
悔しくて、下唇を噛み締める。拳を握る力のせいで手のひらには爪が食い込んでいる。
眉間に皺を寄せたまま教官を見つめると、教官もまた、頭を抱えるようにして言葉を絞り出した。
教「工藤の優秀さ。それは目を見張るものがある。…お前はよく頑張っているし、模範的な生徒だ。たまに、羽目を外す点もあるのだが…。何にせよ、私も君を警察庁に推してやれないのが、本当は残念で、ならない…。」
え…？聞こえてきた言葉に驚いて、眉間に込めた力も、固く握った拳も、下唇を噛んでいた力も、全部緩んでいく。教官の表情は頭を抱えている手のせいで全く分からないまま、また言葉が紡がれる。
教「それでもな、工藤。お前は、…バックの力が大きすぎる。」
「バック…？」
私がそう口にすると、教官は意を決して、射抜くような視線を私に向け言い切った。
教「世界的な推理小説家と元大女優。そんな有名人を親に持つお前に、潜入捜査は不可能だ。」
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青空(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます！！！とっても嬉しいです‼︎ (6月29日 21時) (
レス) id: 5e94745166 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 大好きです！！！！！更新頑張ってください！！！待ってます！ (6月19日 7時) (レス) id: 418dda50ad (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - 1日遅れですが読みました！続きが気になりすぎます！これからも応援してます！ (5月29日 21時) (レス) @page41 id: 264214b0c8 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - ホワホワさん» いつもありがとうございます‼︎今日出したお話も楽しんでくださいね‼︎🌸ホワホワさんのコメントに助けられて3つも更新できちゃいました！🤭 (5月28日 23時) (レス) id: d616d8a279 (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - めっちゃ面白いです！更新待ってます！頑張ってください！ (5月25日 22時) (レス) @page38 id: fb5e568a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青空 | 作成日時：2022年5月3日 9時
