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降「今日も百発百中とはな。」

撃った弾、拳銃の装備、拳銃に弾が残っていないか、など拳銃訓練の後の点検は見る箇所が多くてかなり骨が折れる。

「その言葉、そっくりそのまま降谷くんに返すよ。」


私はハワイで親父に(以下略)って言ってますがね、降谷くんはこの警察学校で初めて拳銃を触ったんだよ!?なのに私と変わらない成績って…もうヤダこの人怖い。

降「そっちの箱終わったか?」

「今見てるのと、あとこの隣の箱のも見ないといけないの。」

降「りょーかい。そっち行くな。」

降谷くんが持っている箱を棚にしまって、三角座りで座って点検している私の元に近づいてくる。そして私の隣に鎮座するダンボール箱をひょいと持ち上げると、そのままその箱が置かれていたスペースに小さなお尻を下ろした。


…!?近いな!?


降谷くんの肩が触れる距離に驚いてスッと左を見ると、まあ綺麗な金髪。降谷くん、というより降谷さんを見ている気分だわ。

平常心!そう言い聞かせて無心で黒い拳銃をカチャカチャといじっていると、耳のすぐ側から彼の声が聞こえた。

降「なあ、A。」

「な、なに…?」

平常心!

降「少し前から、気になってたんだけど」

カチャカチャ、と降谷くんも黒い5連発リボルダーをいじりながら、無表情で私に尋ねる。
なんだろうか、私は降谷くんに何か気に触ることをしでかしたのだろうか。
右隣にはクリーム色の太いパイプ管。左隣には降谷くん。…退路は完全に阻まれている。
なんだ、何を言われるんだ。少しビクビクしながら、次に続く言葉を待っていると

降「なんでヒロのことはヒロくんで、他の4人のことは苗字呼びなんだ?」

「うぇ!?」

思っていた内容と違いすぎる降谷くんの言葉に驚いて、手に持っていた拳銃をつるんっと箱の中に落としてしまった。

「うわぁ…、点検する拳銃一個増やした…。」

くっ…、と、悔しく思いながらも、三角座りだった体勢を胡座に変え、その上に段ボール箱を乗せて降谷くんの方を向く。

「どうしてって言われても…ヒロくんはヒロくんなんだよなぁ。」

だって大天使ヒロくんは、やっぱりヒロくんって感じなんだよ。最近本当に仲良くなれたから、やっと念願のヒロくん呼びができるって言うのも大きい。なんと説明したらいいかわからず、段ボールの端に右肘を置いてむむむ、と頬杖をついて考える。

降「…僕のことは、下の名前で呼んでくれないのか?」

ちら、と見ると水色の綺麗な瞳と目が合った。

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青空(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます!!!とっても嬉しいです‼︎ (6月29日 21時) (レス) id: 5e94745166 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 大好きです!!!!!更新頑張ってください!!!待ってます! (6月19日 7時) (レス) id: 418dda50ad (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - 1日遅れですが読みました!続きが気になりすぎます!これからも応援してます! (5月29日 21時) (レス) @page41 id: 264214b0c8 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - ホワホワさん» いつもありがとうございます‼︎今日出したお話も楽しんでくださいね‼︎🌸ホワホワさんのコメントに助けられて3つも更新できちゃいました!🤭 (5月28日 23時) (レス) id: d616d8a279 (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - めっちゃ面白いです!更新待ってます!頑張ってください! (5月25日 22時) (レス) @page38 id: fb5e568a3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青空 | 作成日時:2022年5月3日 9時

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