74: side 降谷 零 ページ28
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どうだ、凄すぎないか?と思って松田を見ると「意味わかんねえ」とでも言いたげに、うげえと顔を顰めた。
松「そんだけの本に塗れて育ったら、新一やAみたいに頭の出来が良くなるもんなのかね。」
萩「ま、じんぺーちゃんと俺にはそんなに本を読む気力も集中力もないけどなぁ。」
カカカ、と軽く笑って言う萩原は案の定松田にげしげしと足を蹴られている。
諸「何はともあれ、班長に話してあげたいことがたくさん出来たな。」
「ああ、すごい一家だったな。」
萩「ねね、それよりも新一くんもやべえよな、あの子。Aちゃんの弟って言われて納得しかない。」
萩原の一言に、心の中で大きく同意する。
工藤家の書庫の掃除をしていたら、ヒロが見つけたアルバム。丁度Aが『ヒロくん、ヒロくん』と言いながらナイトバロンの話をしに書庫に入ってきたから、Aにアルバムを見て良いか聞いて開くとびっくり。こんな美少女見たことがない、と言うほど、なんとも可憐な少女がそこにはいたのだ。
諸『…びっくりするくらい可愛いな。』
工『ええ?ありがとう…でも新ちゃんだってびっくりするくらい綺麗でしょ?私新ちゃんの姉だもん。』
『…そう、だな。』
確かにしっかり見ると新一くんとそっくり。
でも、アルバムの中で笑顔を咲かせる女の子が一つだけ新一くんと異なる点は、周りの景色。
Aがアメリカの大学を卒業したことは聞いていたが、まさかこんな小さな頃から外国にいたとは。…Aについてたくさんのことを知れた思っていたのに、知れば知るほどさらに知らなかったことが湧いて出る。いったいどこまですごいんだ、君は。
ヒロとナイトバロンシリーズの推し場面を語り合っているAを見つめて、つい思ってしまった。
そんな回想をしていると、松田から怪訝な一言が聞こえた。
松田が新一、すげえよな、と言って次に続いた一言。
松「爆弾解体教えたら軽めのはすぐ解体できるようになりやがった。」
「…は?松田、お前何を教えているんだ。」
松「あ?聞こえなかったのか?耳遠いんじゃね。」
「………小学生に何物騒なこと教えたんだって言ってるんだよ!!!」
諸「ハハハ、お前たちいつでもどこでも言い合いするんだから」
萩「喧嘩するほど何とやらってやつじゃない?」
松/降「「ちげーよ…/断じて違う!!」」
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青空(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます!!!とっても嬉しいです‼︎ (6月29日 21時) (レス) id: 5e94745166 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 大好きです!!!!!更新頑張ってください!!!待ってます! (6月19日 7時) (レス) id: 418dda50ad (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - 1日遅れですが読みました!続きが気になりすぎます!これからも応援してます! (5月29日 21時) (レス) @page41 id: 264214b0c8 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - ホワホワさん» いつもありがとうございます‼︎今日出したお話も楽しんでくださいね‼︎🌸ホワホワさんのコメントに助けられて3つも更新できちゃいました!🤭 (5月28日 23時) (レス) id: d616d8a279 (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - めっちゃ面白いです!更新待ってます!頑張ってください! (5月25日 22時) (レス) @page38 id: fb5e568a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青空 | 作成日時:2022年5月3日 9時