あなたを守るよ。【降谷零】【名探偵コナン】

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有「ついたわねっ、ハワイ！！いざ、上陸よ！！」


白の女優帽に大きなサングラスがとってもお似合いな有希子さんが、ルンルンと先頭を進んでいく。



結局優作さんとの対話のすぐ後に一家でハワイに長期休暇に行くことで話がまとまったのだ。

ハワイで拳銃と、飛行機の操縦を学んでみたいかい？

願ったり叶ったりなそんな提案に、飛びついたことは言うまでもない。







そんなこんなで、両親のサポートを受けて
齢10歳にして拳銃と操縦を習得することになったのだ。





有「それにしてもAちゃん、今日もすごかったわね！」


パンパーンって！あんなにすぐに命中するものなのかしら??
インストラクターもびっくりしてたわよ？スジがいいのかしらねぇ。


有希子さんがホテルの夕食を食べながら褒めてくれる。


優「Aは本当に、筋がいいんだと思うよ。」

「ええ、そうかなぁ//」

有「そうよっ、そうじゃないとあんなに遠い標的にも、動く標的にも始めて２日で当たらないわよ！！まだ10歳かいって、驚かれたんだから！」

「へへ、ありがとう、母さん、父さん。何よりここに連れてきてくれた二人のおかげだよ。」



…元警察官だから、並程度には拳銃撃てますなんて口が裂けても言えない。



有「いいのよーんっ、ハワイに行きたいなんて嬉しいお願い、聞かないわけがないわっ！

でもそれにしても優作、AちゃんをCIAのエージェントにでもするつもりなの？まるでミッション：インポッシブルに出てくるスパイみたいに優秀じゃない。」


優「ふふふ、有希子。
　
　その、まさかさ。」


有「……？！…え！えええー！！？
えええええ！？私、聞いてないわよ！！
Aちゃん！本当にエージェントになるの！？」



目をまん丸に開いてこっちを見た有希子さん、かわいい。

有希子さんのことも、私が守るよ。

「そんな、違うよ母さん。父さんも、あんまりからかわないで！私ね、実は日本の警察官になりたいの。」


有「…警察官…！」

「そう。みんなを守る、ヒーローになりたいんだ。」

有「…そう、そうだったの！！そっか、警察官か…！ヒーローね……！なんてかっこいいの！！」


さっきとは打って変わり、私にキラキラした瞳を向けてくれる。


優「でもね、有希子。Aは、潜入捜査官になって、悪い奴らを根絶やしにするんだと。普通の警察官よりは、危険な道に進もうとしているんだ。」


有「…ええ…、！…そうなのね…。」

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