恋人 ３ ページ21
灯Side
ふと婆さんを殺した張本人＿＿＿ダンの方を見ると、彼は優雅にお茶を飲んでいた。
「俺はエンヤ婆に対して妹との因縁もあって複雑な気分だが…テメーは殺す！！」
そう言うポルナレフ以外に、承太郎や花京院も怒りをあらわにしている。
しかしダンは余裕そうな態度を続けた。
「どうぞ？…だが君達はこの鋼入りのダンに指1本触ることは出来ない」
おかしい。なぜそこまで余裕綽々とした態度をとれるの？承太郎たちが相当な強さを誇っているのはもう知っているはずだ。
きっとスタンド能力に相当の自信を持っているんだろう。そうでもないと辻褄が合わない。
どんな能力を…。そう考え込もうとした時、承太郎が動いた。
「オラァッ！！！」
「「ウゲェッ！？」」
殴られた衝撃で、ダンが吹っ飛ぶ。しかし、吹っ飛んだのは彼だけではなかった。
『は…？ジョースターさん！？』
ジョースターさんまで、一緒になって後ろに吹っ飛んでしまったのだ。
「バカが、説明はまだ途中だ。もう少しで貴様は自分の祖父を殺すところだったぞ？」
『…』
チラリ、とジョースターさんの方を盗み見る。大分ダメージを食らっているようだ。
その割にダンはまだピンピンしている。…と、言うことは…。
『自分が食らったダメージを倍にして対象者に返すスタンド、か』
「ハン、賢い奴もいるもんじゃあないか。…そうだ、そして私のスタンドは体内に入り込むスタンド！」
『へぇ、脳の痛覚でもいじってるワケ？…随分良い趣味してるね、君』
…なんてやりづらい能力。
スタンドが体内にいるということは大事な血管でも切られれば一発でお陀仏、だからといって本体を殴っても駄目だって？冗談じゃあない。
「お褒めに預かり光栄だ、お嬢さん？」
そして本体の性格がキモい。ほんとに冗談じゃあない。
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圧倒的睡眠不足(プロフ) - 柱の男の餌さん» 読んでくれる人が増えただけで号泣モンです…読んでくれてありがとうございます！最近スランプ気味なので更新遅いですがその一言でスランプを再起不能に出来た希ガス。頑張りますね！ (12月9日 18時) (
レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
柱の男の餌 - うおぉぉ…！なんだか世界観に引き込まれるような気がして一気読みしてしまいました！（語彙力）更新楽しみにしています！ (12月9日 17時) (レス) @page21 id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的睡眠不足(プロフ) - えお気に入り登録増えてる…！？ありがとうございます！！ (11月25日 17時) (レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：圧倒的睡眠不足 | 作成日時：2023年10月21日 14時
