正義 ３ ページ12
灯Side
新しく車を調達し、次の場所へ向かったのは良かった。が、
「ポルナレフ、運転は大丈夫か？霧が相当濃くなってきたようだが…」
そう。霧がすごくて周りが見えないのだ。何なら今走っている道は横が崖、ガードレールは無いという状況で、結構危ない。
というかポルナレフ運転荒いし速攻で事故りそうで普通に怖い。
「まだ3時間前だがしょうがない。今日はあの街で宿を取ることにしよう」
ジョースターさんがそう提案する。
『良いんじゃないですか？このまま進んでも危険でしょうし』
「いいホテルがあるかなぁ…」
「いいホテルって？」
「もち、いいトイレがついてるホテルよ。俺いまいちフィンガーウォシュレットは馴染めんでよォ」
分からなくもない、けどなぁ…
「灯はいいホテルといえばどんなんだと思う？」
『いいホテルも何も。野宿じゃないだけ良いと思うけど』
「うわ、お前ほんとに女ァ？フツーは結構欲張った答えを言うもんだぜ？」
『お望みの答えじゃなくて悪かったな』
別にホテルのグレードなんてどうだって良いんだ。仕事のときにスイートとかもよく行ったし、逆に何日も野宿したことだってある。
休めるんだったらなんでもいいし、我儘言ってられるようなモンじゃあない。
そんな事を考えていたら、あっという間に街についた。
「なかなかきれいな街じゃあないか」
…そうだろうか。個人的には、あまりに静かで不気味に思う。なんというか、活気がない。
「あのレストランでホテルはどこか聞きましょう」
『…そうだね』
変だな。さっきからずっと、微かに異臭がする。この臭いに似ている臭いを、私は知っている。
……屍臭だ。その辺で人が野垂れ死ぬような街なのか？
私がそんな事を考えているうちに、ジョースターさんは挨拶講座をやっていた。
「ここでの挨拶はこう言うんじゃ。まずスマイルで…『ア･チャラーム、ア･レイクム』！」
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圧倒的睡眠不足(プロフ) - 柱の男の餌さん» 読んでくれる人が増えただけで号泣モンです…読んでくれてありがとうございます！最近スランプ気味なので更新遅いですがその一言でスランプを再起不能に出来た希ガス。頑張りますね！ (12月9日 18時) (
レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
柱の男の餌 - うおぉぉ…！なんだか世界観に引き込まれるような気がして一気読みしてしまいました！（語彙力）更新楽しみにしています！ (12月9日 17時) (レス) @page21 id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的睡眠不足(プロフ) - えお気に入り登録増えてる…！？ありがとうございます！！ (11月25日 17時) (レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：圧倒的睡眠不足 | 作成日時：2023年10月21日 14時
