【ジョジョ】君達を【花京院典明】

番外編　ゲームの話をしよう ページ44

灯Side

ポルナレフさんが襲われた後。私は部屋に戻ってくつろいでいた。こうやって休んでおかないと、いざという時動けなくなる。要はメリハリだ。

ガチャリ、と部屋の扉が開く音がした。花京院だ。

『お、おかえり』

「ああ、ただいま。ジョースターさんから、明日の連絡だ」

『りょ。ありがと』

明日のルートを確認し、書き留めておく。

「…以上だ。明日は早いって。…はぁ」

『？どうしたの、ため息なんかついて』

「…いや、最近ゲームご無沙汰だなあと思ってね」

ゲーム、だと…！？

「すっごい目がキラキラしてる…興味あるのかい？」

『興味も何も！もう憧れだよ憧れ！！CMとか見たり店で見たりするたびに欲しいのをグッと我慢してるんだから！！！ねぇ、いつもどんなゲームしてるの！？』

ここまで一息かつ早口。こちとら興奮気味である。

「そんなに食いついてくるとは…そうだな、いつもは主にF-MEGAとかやってるよ。知ってるかい？まあ簡単に言えばレースゲームさ。単純だけどすごく白熱するんだ」

『へぇ、楽しそう！良いな〜〜私もゲームやりたい！羨ましい！！』

ほんとにさ。お金はあってもやる暇ないし、買ってもできないじゃん？だから手出しできないんだよね。

「…じゃあ、さ。この旅が終わったら、僕の家においでよ。一緒に遊ぼう？」

その提案は私の心の内を知ってか知らずか。

『…‥‥‥‥‥そうだね』

無事に帰れることを、ただ祈って。

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