漆黒の悪魔…という名の閑話休題4 ページ26
花京院Side
僕から灯への第一印象は、「不思議な子」だった。
出会った頃の彼女は、自分と同じ年齢なのにどこか達観していて、いつも遠くを見ているようで、
…とにかく不思議だと思った。それと同時に、関わりにくいなとも思った。
元々僕は人間関係が得意な方ではないから、なおさら。
でも、少し勇気を出して、灯に敬語を外してほしいと言ったとき。
気のせいかもしれないけどほんの少しだけ、雰囲気が柔らかくなったような気がした。
もしかして、この子は本当はもっと…そう思った。
そこから彼女のことをもっと知りたいと思ったんだ。
だから彼女に友達として認められていることがわかったとき、本当に嬉しかった。
それは彼女も同じだったようで。友達と一緒に笑いあえたことが、とても、幸せだった。
…これからも、仲良く出来ると良いな。
*****
灯Side
花京院との一件から少し経った頃。私達はジョースターさんの部屋に呼ばれていた。
『ジョースターさん、どうかされましたか?』
「いや、それがじゃのう。ポルナレフがなんか襲われとったらしくての」
フラグ回収乙。いやでもなんで連絡してこなかった。
「なんか襲われとったらしい、じゃあねーよ!大変だったんだからな!!連絡してもジョースターさん内線電話出ねえしさぁ!」
見ると、ポルナレフさんは血だらけになっていた。
『じゃあなんで私に連絡してくれなかったんですか』
「だ、だってよ…なんか手を煩わせたら悪いっていうか…」
『…何のために護衛がいると思ってるんですか。手を煩うも何もありません、次からちゃんと私も呼んで下さい』
まったく。変な気を使われても困るだけだと言うのに。
まあいい、とりあえず怪我だけ治すか。
『とりあえず怪我治すので手を出して下さい』
「?おう」
『はいちょっとチクッとしますよ〜…『
「ゑ」
鎖の先を針に変え、刺す。
『これが私の能力の真髄です。一度でも鎖を刺した人を治すことが出来る』
「え、強くね?自分とかに刺しときゃ最強じゃん」
『それができないから困ってるんですよね…ついでだからみんな刺しときましょう。誰からやります?』
「ゲェ〜、注射は嫌いなんじゃ…」
そんな事を言うジョースターさんには思いっきり刺しといた。チャンチャン。
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圧倒的睡眠不足(プロフ) - 2024.3.2.現在、表現及び内容を少しずつ修正中です。表現が前のページと違う!という所があると思いますが気にしないでください。 (3月2日 14時) (レス) @page26 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的睡眠不足(プロフ) - あ お いさん» おっとアンテ民ですね貴方、同士よ…というか何気にここの初コメですね、ありがとうございます!続編の方も良ければぜひ…!コメントグラッツェ! (12月17日 8時) (レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
あ お い(プロフ) - まーじで面白いですありがとうございます、、目かっぴらいて解説も読ませて頂きました。ここから全話読むと私もケツイをみなぎらせております。、、エウデッデ (12月17日 1時) (レス) @page25 id: c265b5a382 (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的睡眠不足(プロフ) - 星押してくれてありがとう!!!!(叫) (10月12日 20時) (レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的睡眠不足(プロフ) - 見てくれた君、本当にありがとう…もう泣いちゃう…最初の方はあんまり夢っぽくないけどそのうち要素ちゃんと入れるよ!安心してね!! (10月8日 21時) (レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:圧倒的睡眠不足 | 作成日時:2023年10月7日 15時