あなたのおかげで世界はカラフルに染まる3［Koji.M］

119 康二 ページ39

康二side
それは2ヶ月前のAの誕生日


Aはお祝いごとが大好きやから毎年盛大に祝おうっていうのは決めてて


今年も色々俺なりに考えた


でも、何よりも今年のすごいところはただの誕生日で終わらんところ


ホテルのディナーを予約して美味しいご飯を食べて


Aに誕生日プレゼントを渡した


Aの好きなブランドのコートで


限定で数点しかないらしいけど、だてさまに手伝ってもらったおかげで無事入手できて


Aはめちゃくちゃ喜んでた


美味しいご飯を食べて、一息着いたら俺たちの住む家へ


家に戻ると家を出た時とは違う様子に驚くA


「え、なにこれ！いつ用意したの⁈」


部屋中が飾り付けされているのは、俺たちが出てる間にふっかさんと蓮くんにお願いして準備してもらった


康二「うーん、魔法かな笑」


なんてとぼけてみる


康二「実はもう１つプレゼントあんねんけど」


もうこの辺りで俺の緊張は最高点に達していて、心臓はバクバクやった


康二「今日はほんまに誕生日おめでとう。こうしてAのそばでお祝いできて、俺も嬉しい。」


そこまで言って一旦一呼吸おいた


康二「これからも何十年先もこうしてAの誕生日をそばで祝わせてほしい。
Aのこと俺が絶対守るから、幸せにするから！

ほんまに大好きやで、A。
俺と、結婚してください。」


そう言って俺は用意していた白い箱のフタを開けた


中から出てきた輝く指輪を見てAは言葉を失ったように見えたが


「こちらこそ素敵なプレゼントをありがとう。
私も康二が好き。ずっとずっとそばにいたい。よろしくお願いします。」


と真っ直ぐな言葉が返ってきて


俺のプロポーズは成功したわけである

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