第48話 アルジ ページ2
―NoSide―
さくら住宅街にあるさんかく公園にて。
フクロウ「はぁ…私は酒吞童子様に見捨てられてしまった」
さんかく公園でため息をついていたのはフクロウだった。
そして、1人の少女が公園の前を通った。
それは、ケータのキズナを繋ぐものとされている木霊文花…通称、フミちゃん。
フミ「(あの人…具合が悪そう…)」
文花はフクロウに声を掛けた。
フミ「えっと…どうしたんですか?」
人間の少女に声を掛けられてフクロウは驚いた。
フクロウ「貴方…私が見えるのですか!?」
フミ「えっ…あの…あっ、はい!(顔に紙…?この人、ちょっと変わってるかも…)」
フミ「あの…私で宜しければ相談に…」
フクロウ「…主に見捨てられたんです」
そして文花はフクロウの隣に座った。
フクロウ「見捨てられてしまったんです。私が何も出来なかったから…!」
フミ「…」
フクロウ「遂にこう言われました。『失せろ』と」
フクロウは手にチカラを入れた。怒っている様だ。
フミ「そんな…!酷い…!」
フクロウ「あんな言い方はないでしょう…!」
フミ「…でも、きっとアルジさんも反省していると思いますよ」
フクロウ「そうでしょうかねぇ…」
フクロウ「(酒吞童子様。貴方は今、何処に…)」
―同時刻、ケータの家の屋根でNoSide―
酒吞童子はケータの家の屋根に座っていた。
酒吞童子「此処ら辺か。鬼桜の反応があるのは」
洞潔「その様です」
酒吞童子が妖術で出したのは桜の枝だった。
酒吞童子「何処に居られるのですか、姫」
そう言った時だった。鬼桜が強く光りだしたのは。
A「ケータ君、また明日!」
ケータ「またね〜!Aさん!」
彼奴だ。
姫…朱夏の生まれ変わりは
Aはケータの家から出ていった。
酒吞童子はAを追いかける。
洞潔「…」
姫の生まれ変わりのAを見つけ声を掛ける。
酒吞童子「姫〜!」
酒吞童子に声を掛けられて事にAは驚いていた。
A「私は姫じゃない!
そして、素ばやくその場を去った。
洞潔「あの…酒吞童子様…」
酒吞童子「…オレはまだ諦めんぞ」
洞潔「(酒吞童子様…
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エム - シゾさん» ありがとうございます!エンマ大王まだ出してない…。 (3月14日 15時) (レス) id: cfe61fce53 (このIDを非表示/違反報告)
シゾ(プロフ) - めっちゃ好き…((更新楽しみに待ってます! (3月12日 23時) (レス) id: f70ba54a45 (このIDを非表示/違反報告)
エム - なーさん» ありがとう!本編が終ったら、夢主の過去編を書くつもりです!楽しみにしてて下さいね! (3月7日 15時) (レス) @page9 id: cfe61fce53 (このIDを非表示/違反報告)
なー - すっごく面白いです!!更新頑張ってください!! (3月6日 17時) (レス) id: 40b3eca4d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エム | 作成日時:2024年2月24日 20時