【妖怪ウォッチ4++】下町シンの生まれ変わりです (ページ41)

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第40話　天野ケイゾウページ41

―ASide―

ケータ「何でケイゾウはAさんの事を知ってるの?」

ケイゾウ「それは、Aはこの時代に来たことがあるからだ」

ケータ「その時、扉は無かったよね?」

『うん』

ケータ君の言葉に私は頷く。

『どうやって来たか、知りたい?』

ケータ「うんうん!知りたい!」

『教えてあげる!…私達の世界でね、時空の歪みが生じたの、それでこっちの世界に来ちゃったの!その時にケイゾウに助けてもらって』

ケータ「へぇ…そんな事が…」

シン「ケータ!Aさん!早く!」

ケータ「シンが呼んでるね、早く行くよ!待ってて」

―扉の前で―ASide―

イツキ「さて…もうすぐお別れだな」

タエ「私、この日のこと絶対に忘れない!」

シン「じゃあ、扉を開こうか」

シン君がウォッチで扉を開こうとするが開かなかった。

シン「えぇっ、扉が開かない!」

ケイゾウ「当たり前だ。その扉は“まだ”開かない」

ケータ「ケイゾウ!」

ナツメ「えぇっ!今、ケイゾウって言った!?」

ケータ「う…うん、オレの爺ちゃん…」

ナツメ「(って事は私のひぃ爺ちゃんか…)」

ケイゾウ「その為にコイツを連れてきた」

『あっ、ヤマンバア』

ケイゾウの後ろから出てきたのはヤマンバアだった。

ヤマンバア「ウォッチのチカラ、まだ完全じゃない。此処はババァがひと肌脱いでやるバァ!」

そう言ってヤマンバアはシンのエルダ零に妖術をかけた。

シン「何だろう…チカラが湧いてくる感じ!ありがとう、ヤマンバア!」

ヤマンバア「お安い御用バァ!グットラック!」

そう言ってヤマンバアは消えていった

イツキ「さて…今度こそお別れだな」

ナツメ「また、会おうね!」

シン君達に手を振りながらナツメが扉に入っていった。

トウマ「じゃ、また」

トウマも扉に入っていった。

アキノリ「3人共、頑張れよ!」

アキノリも入っていった。

ケータ「ねぇ、ケイゾウ。また会えるかな?」

ケイゾウ「…会えるさ。妖怪ウォッチと扉がある限り」

ケータ「そっか…」

ウィスパー(未)「ちょっと、私をお忘れでは!?」

空からウィスパーが来た。

ケータ「あっ、ウィスパー。すっかり忘れてた。一緒に入るか」

ウィスパー(未)「酷いです〜!」

ケータ君はウィスパーと一緒に扉に入った。

私も入ろう。そう思った時だった。

シン「Aさん。また会える?」

『うん。会えるよ。それじゃあね』

私も扉に入った。いつかまた会える。

強く願えばきっと会える。大丈夫だよ。シン君。