【妖怪ウォッチ4++】下町シンの生まれ変わりです

第15話　新たな予言書 ページ16

―カイラSide―

これは私が妖魔界の王になってからの事だった…。

書物庫で予言書を見つけたのは。

解読を進めると、驚くべきことがあった。

この予言書にはこう書かれてあった。

『邪悪なる鬼王 打ち倒されしのち、いにしえの鬼族が 黒き影をめざめさせる。 黒き影の怨念により 天上の空は光を亡くし、すべての世界は深淵の闇へと堕ちてゆく』

邪悪なる鬼王…恐らく、妖怪探偵団が倒した鬼王羅仙のことだろう。

問題はその後だ。

『いにしえの鬼族が黒き影を目覚めさせる』

いにしえの鬼族。かつて古来妖魔界に居たとされる妖怪だ。

現代の妖魔界にもいにしえの鬼族と呼ばれる妖怪が居るのだろうか。

黒き影は一体何なんだ?

更に解読を進める。

『世界に光を取り戻す。選ばれし守護者はトビラより出でし、魔道鏡の使い手たち。守護者と妖魔たち。 その絆は深くつながり、かすかな輝きはやがて世界を満たす光となる』

魔導鏡の使い手達…。探偵団達のことだろうか。

『夜明け告げる天よりの光。それはあらゆる妖魔と絆をつなぐ【伝説の魔道鏡使い】その者小さき姿でトビラより現れる。それは守護者を導く希望の光となるだろう…』

伝説の魔導鏡使いか。

30年前に活躍していた天野ケータか。

カイラ「フッ…面白そうなことが起こりそうだな…」

『【伝説の魔導鏡使い】以外にもエルダ零魔導鏡使いが光へと導く。その者、ミカドのチカラを使うだろう』

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