第12話 幼馴染み ページ13
―トウマSide―
最近、気になることがある。
僕とAさんは幼馴染みなのに何故、あの時
A『私の名前は
自己紹介をしたのか。とても不思議だ。
まぁ、ここ“何10年も会っていなかったし”…。
初対面になってしまうのも当然だ。
Aさんは僕が幼い頃に引っ越してしまったのだから。
A「トウマ…?」
呼びかけられてハッとする。
あの時と変わらないあの声。
A『うえ〜ん…お母さん〜!お父さん〜!』
Aさんのお母さんとお父さんの家の事情は知っている。
A『独りぼっちだ……イヤだ!』
お父さんとお母さんは亡くなってしまったのだ。
Aさんが教えてくれたから。
僕は今でも鮮明に覚えている。
いつも泣かないAさんが泣きながら教えてくれたからだ。
トウマ「何でもないよ。それじゃあまた後で」
A「うん!また後でね!」
それとももう1つ。不思議な出来事があった。
A『どうしていっちゃうんだよ…イツキ…』
Aさんは確かに言っていた。
“イツキ”。この人は誰なんだろう。
Aさんの遠い友だちなのかな…。
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エム - 楓さん» ありがとうございます! (2月2日 20時) (レス) id: cfe61fce53 (このIDを非表示/違反報告)
エム - 海さん» ありがとうございます! (2月2日 20時) (レス) id: cfe61fce53 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 面白かったです!続き待ってます (2月2日 20時) (レス) @page4 id: fd0ff1a17a (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - 面白くて、続きが見たいです! (2月2日 20時) (レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エム | 作成日時:2024年2月1日 19時