お姫様。【tn】 (ページ8)

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目が覚めると、病院等のツン、とした妙な匂いがする。…あぁ、生きたのか。
…嬉しいはずなのに。本当は、いい事。でも、でも、でも、
何故か今は幸せじゃない＿＿。
…これは夢なんじゃないか。
そう思って頬を抓る。……いたい。
そうか、夢じゃないのか。

『いたい〜…。』

ｼｬﾗﾗ、向こう側からカーテンを引っ張り、顔を出してきたのがぺ神。
…お世話になるの、何時ぶりかなぁ。

sp「あ、起きたぁ。どう？何処が痛いとか。」

『…あはは、少しお腹ら辺が…。』

sp「…撃たれたって言ってたもんね。もー、びっくりしたんだよ？急にトントンが
『Aが！！ぺ神！』
とか言いながら来たんだから。何事かと思ったよ。」

そうだよな、迷惑かけたなぁ…。

『すみません。迷惑でしたよね…、』

sp「…っふふ、大丈夫だよ。俺は怪我した人を治すのが仕事だから。迷惑じゃないから、怪我したらいつでも来なさいよ〜？」

やっぱ優しいなぁ。

『ありがとう、ぺ神。』

sp「ん、それでええの。」

そう言うと「よしよし、」と頭を撫でてくれる。男性の手で、ゴツゴツしてるけど優しく撫でてくれる。心地良い。

『…ん…』

今、頬ゆるゆるやろうなぁ。
ま、いっか。気持ちいいし。
なんか眠たくなってきた…。

Sp「寝てええよ。」

『はぁい……』

「ぺ、神……おやすみ…」

Sp「ん、おやすみぃ。」

それで私はまた寝た。

sp視点,
可愛いなぁ。あ、恋愛感情は無いけど。
妹、みたいな感じかなぁ。
…ま、少し嫌だけど寝ている間にトントンから話聞かないと。

『…頑張るかぁ。』

あ、その前にペンで書いとくか。

「少し用事が出来たからベットにいてね。
ぺ神」

…よし、行ってくるかぁ。