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ソウルで働き出してから一日があっという間に過ぎる。
帰るころにはどこの店も閉まっているような時間で、朝来た道を戻るだけ。
しゃりしゃりと積もった雪を踏みしめて一歩一歩進む。
朝より足取りが重い。
頭も痛いし、心なしか朝より寒くて。
マフラーに鼻まですっぽり埋める。
明日は休み。
予定もないし、溜まった録画の消費で一日も終わるだろう。
エレベーターに乗り１９階のボタンを押す。
高層マンションなんて住むことないと思ってたんだけどな、エレベーターも長いし。
ガラス張りのドアに映る自分を見つめる。
本当どこにでもいるような女になってしまった。
今時の若い子なんて、と思っているのは自分だけで、周りから見たら私もきっと今時の若い子。
中身が不貞腐れた可愛げのない子ってだけ。
こんな女、ユンギに釣り合わないな。
到着の音とともにドアが開き、映っていた私の顔は真っ二つに分かれる。
下を向いたまま長い廊下を歩いて、角を曲がる。
この１ヵ月でだいぶ慣れたし、目をつぶっても歩けるくらいになったかな。
「遅いんだよ。」
聞きたかった声のトーンがして、すぐに顔を上げた。
「…ごめん。」
YG「あー寒い。早く開けて。」
玄関を開けて、先に入るその背中を追いかける。
本当にいつも突然現れる。
部屋の片づけくらいしておけばよかった。
玄関の明かりをつけると、目の前にいるユンギの顔がぱっと照らされる。
「来るなら連絡くらい…。」
YG「連絡先知らない。」
「あ、そっか。」
自然と見つめ合って、同じタイミングでぷっと笑い合う私たち。
YG「…具合悪いの？」
「え？」
YG「顔真っ赤だけど。」
どれだけ外で待っていたんだろうと思うくらい、ひんやりと冷たいユンギの手が頬に触れた。
具合が悪いのかもわからないくらい顔が余計に熱くなる。
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ro(プロフ) - パールさん» きゅんきゅんしていただけてよかったですー！ありがとうございました^_^！ (2018年5月16日 7時) (
レス) id: a5308edabf (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - すごく面白かったです！キュンキュンする場面が多くて表情管理大変でした笑素晴らしい作品ありがとうございます！ (2018年5月16日 0時) (レス) id: 5f91a6eaeb (このIDを非表示/違反報告)
ro(プロフ) - ＃はるさん» ありがとうございます！自分の書きたいがままに書いているので…そう言っていただけて嬉しいです！完結までぜひお付き合いください。 (2018年5月11日 17時) (レス) id: fa768e231f (このIDを非表示/違反報告)
＃はる - とってもおもしろいです！もぅ、胸がキュンキュンしたりしめつけられたり...w更新頑張ってください！ (2018年5月10日 23時) (レス) id: 322e3cca86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ro | 作成日時：2018年5月8日 17時
