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事務所に呼ばれて行ったけど、それは正直俺じゃなくてもいいような用事だった。
久しぶりに過ごしたあの時間。
高校生の頃に戻ったかのような、何にも縛られない時間だった。
本当はもっと一緒に居たかった。
言いたいことがあったのにな。
それを言わせまいと掛かってきた電話。
伝えるべきじゃないってことなのか、それは今じゃないってことなのか。
急用かと思って急いで家を出たから、連絡先すら聞けずじまいだった。
さすがにもう携帯も持ってるだろうに。
YG「ただいま。」
JN「ユンギや、早かったね。」
そこまで遅くない時間だけどリビングにいたのはヒョンとナムジュンだけ。
後のみんなは日頃の疲れで爆睡ってとこか。
NJ「珍しいですね、ヒョンが作業でもないのにこんな時間に帰ってくるなんて。」
YG「まあ…懐かしい顔に会ってさ。」
JN「大邱のころの友達とか？」
YG「そんな感じです。」
あんなに広い家に一人で大丈夫なのか。
会えたら会えたで、心配なことに変わりない。
こんな気持ちになったのは、いつぶりだろう。
本当はずっと前から気づいていたんだ。
ただの友達なんかじゃない、もっと大切な存在だってことに。
会いたかったと泣いて喜んでいたけれどそれは友達としてかもしれない。
誰かを恋しく思うことなんて生きてきて初めてだ。
YG「ヒョン、ナムジュン。」
JN「んー？」
YG「誰かを大切に思う気持ちって、どうしたらいいですか。」
NJ「…え？」
JN「…ユンギ、熱でもあるの？」
YG「ないです。平熱です。」
お互い顔を見合わせて、きょとんと目を丸くするヒョンとナムジュン。
そのあとうーんと声に出して悩みだす２人。
NJ「それはもう、伝えるしかないんじゃないですか？」
JN「やっぱり？俺もそう思ったよ。大切に思う気持ちっていうのは、伝えられて嫌になるものではないしね。」
NJ「そうですよね。それは男女や友情、恋愛、関係なしだと思います。」
JN「誰かを大切にする気持ちは、大切にしたほうがいいよ、ユンギ。」
ヒョンはそう言って肩にポンと手を置いた。
伝える。
曲にのせて言葉を伝えるのは得意なのにな。
なんでこんなに億劫になってるんだ、俺。
ただ単純に、拒絶されるのが怖いんだ。
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ro(プロフ) - パールさん» きゅんきゅんしていただけてよかったですー！ありがとうございました^_^！ (2018年5月16日 7時) (
レス) id: a5308edabf (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - すごく面白かったです！キュンキュンする場面が多くて表情管理大変でした笑素晴らしい作品ありがとうございます！ (2018年5月16日 0時) (レス) id: 5f91a6eaeb (このIDを非表示/違反報告)
ro(プロフ) - ＃はるさん» ありがとうございます！自分の書きたいがままに書いているので…そう言っていただけて嬉しいです！完結までぜひお付き合いください。 (2018年5月11日 17時) (レス) id: fa768e231f (このIDを非表示/違反報告)
＃はる - とってもおもしろいです！もぅ、胸がキュンキュンしたりしめつけられたり...w更新頑張ってください！ (2018年5月10日 23時) (レス) id: 322e3cca86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ro | 作成日時：2018年5月8日 17時
