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JK「…ハヌリ?」
たくさんのARMYにもみくちゃにされて、姿が見えない。
黄色い声援というより、悲鳴に近い声の中で俺の名前を呼ぶ声がした。
TH「ジョングガ!」
先に進んでいたテヒョニヒョンが、早く来いと手招きしている。
人集りをなんとかかき分けてバンに乗る。
JK「ハヌリ?!どうしたんだよ、その頭!」
テヒョニヒョンの横に座るハヌリ。
頭に包帯が巻かれていた。
HN「ジョングクさん…僕っ…。」
HS「…泣くなハヌリ。男だろ?」
JM「何があったの?ゆっくりでいいから話して?」
肩を震わせて泣くハヌリ。
たまらずに抱きしめる。
小さな体。
真っ暗な外で、俺を待っていてくれたんだ。
HN「ここに来る途中に…僕が、飛び出しちゃって…。」
NJ「飛び出した?」
HN「うんっ…そしたら、車がきて、オンマが…。」
YG「ハヌリ、お前どこからきた。病院はどこだ?」
ここから車で10分ほどの大学病院。
マネヒョンは訳わからないという感じだったけど、バンを病院まで走らせる。
ハヌリと彼女は会場まで歩いていた。
今日のために彼女がハヌリに買った新しい靴が嬉しくて、ハヌリが走って道路に飛び出した。
それを彼女が庇って、車と接触事故を起こしてしまった、と。
JN「ハヌリは大丈夫なの?」
HN「僕は大丈夫…。」
JK「Aヌナは…?」
HN「まだ…寝てると思うっ…。」
YG「…泣くな。オンマが起きたら謝ればいい。」
HN「うんっ…。」
TH「ハヌリは俺たちが宿舎に連れてくから、ジョングガ行ってきな!」
JM「俺らが行ってもガヤガヤうるさくなるだけだし。笑」
JK「ありがとうございます、ヒョン。」
病院について、俺だけがバンから降りる。
受付で名前を伝えて、病室を教えてもらってエレベーターに乗り込む。
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いちごミルク(プロフ) - 完結お疲れ様です。面白かったです!! (2018年4月17日 9時) (レス) id: 62f9fc312d (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - 更新楽しみにしています! (2018年4月11日 18時) (レス) id: 62f9fc312d (このIDを非表示/違反報告)
ゆ わ こ(プロフ) - おもしろいです( ^∀^) 頑張ってください〜っ 応援してます! (2018年4月10日 23時) (レス) id: 41ddd5c2e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ro | 作成日時:2018年4月10日 23時