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_____you side
遠ざけてたはずの存在が、ハヌリによって一気に近くなった。
忙しい合間をぬって、ジョングクくんはハヌリを宿舎に連れて行ってくれて、寂しくないようにとみんなで遊んでくれたりして。
ダンスも教えてもらってるんだ、と嬉しそうに話すハヌリの姿を見ると、やっぱり私も嬉しくなる。
JK「Aヌナ、ハヌリ寝たよ。」
今日は休みのジョングクくんが、家でハヌリと待っててくれた。
一緒にお風呂に入って、作っておいた夜ご飯も一緒に食べてくれて。
今まで一人でやってきたこと、ジョングクくんが半分やってくれるだけで、こんなに楽になれるんだ。
「ありがとう。ごめんね、疲れてるのに。」
JK「俺がしたくてしてるから。」
「ハヌリも嬉しいみたい。私以外の話し相手ができて。」
JK「役に立ててるなら、嬉しい。」
そう言って、柔らかく笑うジョングクくん。
こんなことあってはいけないと思っていたのに。
JK「Aヌナ。」
そう呼ばれることが、心地よくて。
JK「頑張りすぎだって、ハヌリも心配してたよ。」
いつの間にかとれた敬語の会話。
距離が近くなった証、なのかな。
「ううん、大丈夫。ハヌリのためだから。」
JK「…俺も、いるし。」
「…ジョングクくんに甘えてばっかりじゃいられないから。」
JK「なんで?俺じゃ、頼りない?」
近付いて嬉しいはずなのに、やっぱりこのままじゃダメだと思う自分もいて。
JK「Aヌナ。俺は男だし、好きな人のことなら守れるよ。」
「…また、そんなこと言って。」
JK「俺はAヌナのことも、ハヌリのことも、大切にしたいよ。」
テーブルの上に乗せていた手を、ぎゅっと握られる。
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いちごミルク(プロフ) - 完結お疲れ様です。面白かったです!! (2018年4月17日 9時) (レス) id: 62f9fc312d (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - 更新楽しみにしています! (2018年4月11日 18時) (レス) id: 62f9fc312d (このIDを非表示/違反報告)
ゆ わ こ(プロフ) - おもしろいです( ^∀^) 頑張ってください〜っ 応援してます! (2018年4月10日 23時) (レス) id: 41ddd5c2e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ro | 作成日時:2018年4月10日 23時