恋しませんか？ (ページ23)

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ハヌリを助手席に乗せ、車を走らせる。

JK「楽しかった？」

HN「うん！すっごく！」

JK「よかった。」

初対面なのに、こんなに話せるのは子供が相手だからなのか、それが彼女の子だからなのかわからない。

助手席でキラキラとした目をしながら、外の世界に目をやるハヌリを横目で見ながら、仕事では得られない充実感を感じていた。

HN「ジョングクさん。」

JK「ん？なに？」

HN「ジョングクさん、オンマのこと好きなの？」

JK「え？！えっ、えっーと…。」

HN「さっきVさんとジミンさんが言ってた。」

ヒョンたち、子供相手に何言ってんだよ…。

帰ったら振り回してやる、なんて思ってても、俺の顔は耳まで真っ赤だと思う。

HN「僕のせいでオンマが元気ないのは嫌なんだ。」

JK「…元気ないの？オンマ。」

HN「仕事ばっかりしてるからかな。疲れてるんだと思う。僕のダンススクールのお金高いから。」

JK「そっか。頑張ってるもんな、ハヌリのオンマ。」

HN「うん！強くて優しい。自慢のオンマ！」

そう言って笑うハヌリ。

やっぱりその笑顔は、Aヌナそのものだった。

きゅう、と胸が締め付けられる想い。

彼女とハヌリの笑顔を守りたい、そんな想いなのかな。

HN「ただいまーオンマ！」

アパートに着いて、玄関を開けると彼女は両手を広げて待っていて、ハヌリは彼女に飛びついた。

「おかえり！」

HN「防弾少年団の家に行ったよ！すっごく広かった！みんな優しかった！ご飯もおいしかったよ！」

「そっか！よかったねー。ジョングクくん、本当ありがとう。」

JK「ううん、これくらい。ヒョンたちもすごく喜んでたし、また連れてこいって。」

「そんな…ありがとう。本当に。」

HN「今度はオンマも行こうよ！」

「そうだね、皆さんにお礼しなくちゃ。」

HN「夢みたいだったよ！防弾少年団と遊べるなんて。オンマすごいね！」

「ふふっ。オンマのカフェにね、ジョングクくんが来てくれて知り合ったの。」

HN「そうなんだー。ジョングクさん、オンマとこれからも仲良くしてね！」

「ちょっ、ハヌリ！何言ってるの。」

JK「うん、任せとけ！」

ハヌリの頭をわしゃわしゃと撫でる。

大きかった壁が、少しだけ小さくなった気がした。

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