恋しませんか？ (ページ20)

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____JK side

あの日から、肌身離さず携帯を持っているのに一向に連絡が来なかった。

俺は本当に諦めの悪い男だ。

TH「ジョングガー、宿舎に帰ったらゲームしようよー！」

JK「いや、俺用事あるんで歩いて帰ります。」

TH「えーまたぁ？付き合い悪いぞ！ジョングガ！ヒョンの誘いを断るなんて！」

JM「まぁまぁ。俺がゲームの相手してやるから！」

YG「お前、まだヌナ追っかけてんの？」

JK「追っかけてるってなんかヤバいやつみたいじゃないですか。笑」

JN「ジョングガはしつこいからねー。」

NJ「ジョングガがここまでしつこいのもなかなかですよ。」

HS「うんうん。しつこすぎ！」

練習室にヒョンたちを残して、俺の足はジムのカフェへ向かっていた。

カフェの前につくと、入り口で立ち尽くしている男の子の姿があった。

その子の手は、レインボーの傘を持っていて。

俺が彼女に貸してもらったあの傘。

JK「どうしたの？」

ツンと高い鼻に、大きな目。

初めて見るその子は、とても彼女に似ていた。

「オンマが、ここで働いてて…。」

JK「そっか。一緒に入ろうか？俺もここに用事あるんだ。」

そう言うと、安心したかのように微笑む男の子。

えくぼがあるのも、彼女にとっても似ている。

俺の姿に気付いた店員が、奥の部屋に入っていって、彼女を連れてきた。

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