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暑い。
部屋のエアコンを付けたまま、寝ていたんだ。
喉が渇いたと思って、部屋のドアを開けるとリビングの電気はまだついていた。
きっと、Aヌナだ。
日付はとうに変わっている時間、こんな遅くまでいつも家のことをしてくれている。
退院してきたばっかりのくせに。
今日くらいじっとしてて、とジニヒョンやナムジュニヒョンに言われてたけど、いつものように大丈夫だから、と笑っていた。
廊下を歩いて玄関の前を通ってリビングに向かう。
玄関に、Aヌナのカバンがあった。
あれは…。
胸騒ぎがして勢いよくリビングのドアを開けた。
「び、っくりしたぁー。ジョングクか。笑」
カゴに入った洗濯物をたたんでいるヌナが、振り返って笑った。
ヌナが家政婦を始めた頃、畳み方に文句をつけていた俺。
今思えば、ただの八つ当たりだった。
仕事は休みがない、たまにのプライベートではペンに追いかけ回されて。
自分の居場所がなかった。
だから俺に怒鳴られてもペコペコと頭を下げるヌナに、ただただ八つ当たりしていた。
JK「まだ、寝ないの？Aヌナ。」
「ううん、これ畳んだら寝るよ。」
JK「手伝う？」
「大丈夫。これが、仕事なの。」
仲良くなった頃は、ヒョンたちがヌナと仲良くするのが嫌で、なんとか2人きりでやれることがないかと、ヌナの仕事を一緒に手伝おうとしたな。
結局、やらせてくれないけど。
JK「もう傷は大丈夫？」
「うん。痣になってるだけだし。」
JK「あのカバンどうしたの？玄関の。」
「あぁ…あれね、明日使おうかなって思って。」
JK「ふーん。」
「朝早いんだからもう寝ないと。」
JK「大丈夫だよ。Aヌナ起こしてくれるから。」
「わたしは目覚まし時計なの？笑」
JK「うん。目覚め最高のね。」
「…いい加減、自分で起きれるようにならなきゃ。もう大人でしょ？」
JK「大人になっても俺はAヌナじゃなきゃ起きない。」
「…わたしが、いなくなったらどうするつもりなの？笑」
JK「いなくならない。Aヌナは俺のヌナなの。ずーっと。」
ずっと。
ヌナがいないなんて、考えたこともない。
いなかった期間の方が長いのに、そんな時のこと思い出せない。
でも、次の日の朝。
ヌナは俺を起こしてくれなかった。
あのバックも玄関から無くなっていた。
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ゆずちゃん - 短い間でしたが、影から応援させていただきました！ストーリー性があって読んでいてとても面白かったですT^T 完結おめでとうございました！ (2018年3月25日 0時) (
レス) id: 39578a74ad (このIDを非表示/違反報告)
おはる - 素敵です(;;)感動しました (2018年3月24日 19時) (レス) id: 3f37c75671 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずちゃん - 小説とっても面白いですo(^▽^)o 更新ガンバです〜(￣^￣)ゞ (2018年3月21日 14時) (レス) id: d900cd67e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ro | 作成日時：2018年3月17日 22時
