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また、やってしまった。
ヌナへの八つ当たり。
今日は朝からツイてなかった。
財布を忘れて宿舎に戻ったら、ヌナの話し声が聞こえて。
みんな居ないはずなのにと思ったら、誰かと電話していて、間違いなく聞こえた"ソジュン"という名前。
ヌナが男の名前を呼ぶのはヒョンたち以外で聞いたことがなかったし、なにより電話がすごく楽しそうだった。
まるでヌナの関心がそちらに向いてしまったような、俺なんて眼中にないような、ヌナを取られてしまうんじゃないかという感覚。
そのこともあってか、練習には身が入らないし、お気に入りのイヤホンも無くすし、本当に苛々する一日だった。
宿舎に帰って来てそのまま部屋にこもっていると、ヒョンたちは俺の空気を感じ取っていつものように部屋に入って来ないというのに、よりによってヌナはいつも通り洗濯物が無いか、聞きに来た。
「ジョングクー、洗濯物ある？」
ヌナはいつまでも俺のヌナだと思ってる。
こうやってずっと、名前を呼んでくれるものだと。
でもいつか、ヌナにも大切な人ができて仕事を辞めてしまうとなったら、ヌナは俺のヌナではなくなってしまう。
そんなの、嫌だ。
JK「…って。」
「…なに？」
JK「出てってば！」
ヌナの背中を押して、部屋から追い出した。
今までもこんなことあった。
仕事でうまく行かない時、プレッシャーに負けそうな時。
でも次の日にはヌナといつも通り。
ヌナのことを好きなのはメンバー全員そう。
ヒョンたちと仲良くしてるヌナを見て、注意を引けばヌナは笑って、ジョングクと、名前を呼んでこっちを振りまいてくれるけど。
急に現れたヌナを笑顔にする男のことを考えると、苛立ちと恐怖が押し寄せてきて、どうにもできなかった。
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ゆずちゃん - 短い間でしたが、影から応援させていただきました！ストーリー性があって読んでいてとても面白かったですT^T 完結おめでとうございました！ (2018年3月25日 0時) (
レス) id: 39578a74ad (このIDを非表示/違反報告)
おはる - 素敵です(;;)感動しました (2018年3月24日 19時) (レス) id: 3f37c75671 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずちゃん - 小説とっても面白いですo(^▽^)o 更新ガンバです〜(￣^￣)ゞ (2018年3月21日 14時) (レス) id: d900cd67e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ro | 作成日時：2018年3月17日 22時
