3話 ページ4
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朝ご飯を食べた後、みんな同じ部屋に入る
そこは
カチャ
いっせいにヘッドフォンをつける音が無機質で
薄暗い部屋の中で鳴る。
《Age11 Type1
各問 10秒以内で答えなさい それでは始めます》
ピーっ
ペンでバーコードを読み取る
《第10問ーーー 第30問ーーー
第50問…………
続けてType2、ーーーーーーーーーー》
カチャ
ヘッドフォンを取った後、薄暗かった部屋が
明るくなる。
「はぁぁぁー、やっと終わった…」
「今回どうだった？」
「んんー半分はいける！」
「すげー、半分もいかんのかよ！」
テストが終わって、点数や手応えの話で賑やかに
なる
ママは、これを学校の代わりだと言った。
……実際は違うのだが。
「Aー！今回どうだった？？」
『難しすぎるー…もーやだぁー
てか今回って言ってるけどいっつも難しいよ！』
「でもいつもフルスコアじゃーん」
『エマもでしょ！私、勉強サボるとすぐ点数下がる
からなー…』
「でもいつも頑張るAはすごいよ！
私は毎日あんな量勉強するの無理だよー
あれほど努力できるのもすごい才能だと思うなー
みんな出来ないし！」
『そ、そうかな////そんな褒められると嬉しーな』
「ははっでも本当に自信持った方がいいよ。
Aほど努力できる人そうそういないと思う」
「ほら！ノーマンも言ってるし！！」
『う、うん！ありがとう！！』
「単純。」
『レーイ！それいらないっ！単純じゃないしっ！』
続く (更新停止中)
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作者名：あんこ | 作成日時：2021年3月19日 21時
