“オーバーシア” ページ1
過去編は貴方sideです!
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僕には、姉さんがいたんだ。
……あ、別に血は繋がってないよ?
僕がただ姉さんって呼んでただけ。
姉さんはとても不思議な人でね。
僕がストレインだって知っても、蔑んだり気味悪がったりしなかった。
今じゃ何てこと無い事なんだけど、当時の僕にはそれが凄く嬉しかったんだ。
何せ僕は、回りの人達から疎まれてたからさ。
僕は一人っ子で、最初は力なんて全然無かったんだよ。
けど、小学六年くらいからかな。
僕の力は開花し始めてしまったんだ。
僕の、ストレインとしての力が。
そこからは早かった。
両親は僕を化物だと言い、クラスメイト達も僕をいじめて遠ざけた。
僕はそれが嫌になって、一人で公園にいた。
姉さんに会ったのは、その時だよ。
ブランコにいた僕に近付いてきたんだ。
「ねぇ、きみ……一人なの?」
『………お姉さんも?』
「ふふ、そうね。
此処には一人になりたい時に来てるの。
きみ、お名前は?」
『………A』
「Aね。よろしく」
そこから、姉さんとは何度か会ってた。
あんな事があったからさ、ちょっとひねくれてたんだけど、姉さんは笑顔のまま僕に話し掛けてくれたんだ。
ほんと、不思議な人だよね。
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つきの(プロフ) - 紅キ霧雨さん» はい!365日いつでもどこでも更新待ってます笑笑 本当に面白くて「同じ人間なのに何でこんなに面白い作品が作れるんだろ…」と思います笑 これからも応援してます! (2018年11月9日 0時) (レス) id: 862a65ff1a (このIDを非表示/違反報告)
紅キ霧雨 - つきのさん» ああぁ……嬉しいお言葉をありがとうございます!!そう言っていただけるとやる気が倍増します(笑) 更新、精一杯頑張らせていただきます!! (2018年11月8日 20時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - 続編おめでとうございます!!本当に面白いです!!逆に続編作ってくれてありがとうございます笑 これからも更新頑張って下さい! (2018年11月8日 18時) (レス) id: 862a65ff1a (このIDを非表示/違反報告)
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