はんぺんを届けてくれた本人が私の恋人です（震え）

はんぺんふわふわ 57 ページ16

実は、お互い作ってきた音源は本人には聞かせていない。

ということで、そらるさん初聞き中です。



ヘッドホンをつけたそらるさんは時々

「う、うわ。」とか「…まじか。」とかかなりこちらが心配になる言葉を落としやがるです。


めちゃ心配です。


「…ふう。」

聞き終わったのかヘッドホンを耳からはずし首にかけた。お、こっちのそらるさんもかっこいい。


『どうでしたか。かなり言葉が漏れてましたけど。』

感想を聞かせていただこうではないか。




「…思ってたのと違った。いい意味で。」

はい？いい意味なのそれ。


「前、Aが作ってた曲あるでしょ。ああいう系が来ると思ったら予想外だった。最高。」



どうやら、よかったらしい。

前作ったのはまだ公開はしてなくて自分がいつか歌えたらいいなと思って置いている曲だ。


そらるさんには音源は聞かせていて、それもまたたくさん誉めてくれた。



あの曲はロックだけどローテンポ。

今回そらるさんにかいたのは清々しい爽快な曲。それでいてアップテンポ。





作っているときは自分への挑戦曲だったけどそらるさんへその挑戦権が謙譲されたのだ。
いっひっひ。

『ま、そらるさんならできますよ。がんばってくださーい。』


「棒読みだぞお前。」


でも私は本当にこの曲を歌うそらるさんを見たいんです。

楽しみですよ、そらるさん。

すこしおはなしします→←はんぺんふわふわ 56

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す