天使の家政婦さん 3 (ページ23)

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夜のお散歩ページ23

『シュアオッパ。』

JS「あ、A。」

みなさんが寝静まったあと、約束のために少し二人で抜け出す。

JS「なんで急に？」

『なんとなく。行きましょう。』

JS「どこに？」

『外。』

シュアオッパの手を引いて、旅館を出る。

『着いた。』

JS「ここって。」

『綺麗でしょう？』

JS「ほんとだね。」

少し探索したときに見つけた、星がよく見えて自然に囲まれた縁側みたいな場所を見つけた。
いつ、探索したか？
それはご想像にお任せします。

『シュアオッパ。やっぱり、まだ怖いですか？』

JS「え？」

『誘拐の件。』

JS「……っ」

少し怯えた顔になるオッパを見て確信する。
そりゃそうだ。
宿舎に知らない人がきて、攫われそうになったんだもの。
ジフナだって、拳銃を突き付けられてたりしたから怖いはずだ。
リビングにいるとき、ドアを気にしている。

JS「そうだよ。また、いつこうなるかわからない。でも一番は…」

ぎゅっと自分の袖を掴むオッパの腕に優しく手を置く。

JS「メンバーが僕と同じ目にあうことの方が怖い。」

『オッパ・・・』