されどゲーム ページ49
msi side
マ｢まーた、えらい懐かしいゲーム出してきたな｣
｢部屋掃除してたら出てきてつけてみたら、楽しくって｣
モ｢Aそれどハマりしてたよねー懐かしい｣
懐かしいゲーム音に目を向けて見ればDSだっけか？
のトモダチコレクションってやつ。
モ｢あ、俺とAって結婚してんのね？｣
｢そうなのよ！このゲーム結構さ、離婚とかするんだけど全然別れないし子どもとか何人産んだか分かんないよ｣
モ｢…なんかやだな、その言い方。笑｣
なんだと！？！？
と言いたいどころだが、たかがゲームだゲーム。
Aと付き合ってもう結構な時間も経った、ヤキモチは死ぬ程妬いてきた訳だけどゲームだぞ、ゲーム
もうんな しょーもねぇ事で…
｢相性がいいんだね、きっと｣
マ｢んぐあっ！！｣
｢は！？｣
モ｢なに！？｣
マ｢なんもねぇ！別に！｣
モ｢いや、明らかに何か食らったような声出してたよね？笑｣
マ｢別になんもねーんだって｣
｢？｣
二人して首傾げて、どうしたんだ？と言わんばかりの顔。だが俺は言わない。ゲームごとき！こんなん言う程の事じゃねぇ！
｢ほらほら、もっきゅん。そんな事言ってたらまた妊娠！｣
モ｢お？｣
｢男の子か女の子どっちがいいですか？だって。そだそだ、こんなん聞かれるんだった｣
モ｢えー…悩むけどAに似てりゃどっちでもいい｣
｢いや。もっきゅんに似た優しい子ならどっちでもいい｣
モ｢産まれんの楽しみすぎんだけど！｣
｢ね！確か名前も決めれたはずなんだよね｣
モ｢そうなん？名前かー、なんにする？｣
｢悩む…｣
マ｢ぐぇはぁっ！！｣
｢な、なに！？｣
モ｢……ふむ、なるほどね？笑｣
なんだよなんだよ
その物凄いラブラブな夫婦みたいな会話
そしてモトキのその表情はなんだ
｢うわ、見て｣
モ｢ん？｣
｢マサイが私に告白してきた！｣
モ｢え？俺の嫁に？｣
マ｢聞き捨てなんねぇな、おい｣
｢あれ、ダーマがちょっと待ったー！だって。笑｣
モ｢モテすぎじゃない？｣
マ｢え、で、どうなんだよ、それ｣
｢全員ごめんなさいだって。笑｣
マ｢あぁん！？｣
モ｢ごめんね。俺の嫁だしお腹には子どもが…｣
マ｢っだぁぁぁ！！｣
ゲームごときにぃ！
俺はぁ！
ヤキモチなんざぁ！
マ｢それ１回データ消さね？｣
やっとの思いで絞り出した一言に大爆笑のモトキに、意味わかんないとスルーのA
…泣きそう。←
*
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作者名：とまと | 作成日時：2020年9月11日 15時
