ダンボさんのその後 ページ44
A side
久しぶりに友達と電話
最近 彼氏と別れた友人。コロナのせいもあって、なかなか会える機会も無く ほんっとに久しぶりに声が聞けたし、何より話すこと たくさんあって口が止まりません。
そんな中 勿論 始まりました、恋愛トーク！！
こう人にマサイへの気持ちを話してるとさ
恥ずかしいんだけど…なんて言うのか好きー！！って気持ちが溢れて、ああああああー！ぎゅーってしたいー！！ってなってきて電話切ってすぐマサイに抱き着きに行こうとしたら
｢は！？｣
マ｢…｣
｢な、な、な…え、な、なに？ど、どした？なんかあった？｣
え。マサイなんかウルウルしてない？どうした！？
マ｢来て｣
｢ん？うん｣
腕をパッと広げて待つマサイの元へ どうしたのか ちょっとドキドキしながら行くと
ぎゅーっと抱きしめてくれて
｢どしたの｣
マ｢電話聞こえてて｣
｢うん？｣
マ｢なんか、めっちゃAの愛を感じて泣けてきた｣
｢アホなのか｣
マ｢なんでだよ！笑｣
｢今更感じたの？こんっなに愛情ばんばん出してんのに｣
マ｢なんつーの。日頃から伝わってるし伝えてるって思うんだけど、友達とかさ？俺以外の人に当たり前の様に俺の事を話してくれてるの見たら嬉しいじゃん｣
｢あー、分かる気がする。2人で好き好きって言い合ってるより友達に自分のこと話してくれてると嬉しいよね｣
マ｢そうそう。…あー！！好きだ！！｣
抱き締めてくれてるのは嬉しいけど
お兄さん。耳元でめちゃくちゃ大声で愛を叫ぶのはどうかと思いますよ？耳がキーン ←
けどこうやって愛情表現してもらえるのも幸せなことなんだよね。当たり前じゃない
｢言っていい？｣
マ｢ん？｣
｢マサイが居てくれれば、私は幸せだよ｣
マ｢ん｣
｢私が死ぬまで側に居てね｣
マ｢俺だって置いてかれたくねーから一緒に歳取って一緒に死ねんのが理想だな｣
｢ふふ、そうだね｣
改めてマサイと居れる幸せを感じたのでした。
*
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作者名：とまと | 作成日時：2020年9月11日 15時
