兄貴出動 ページ18
slk side
あれからマサイと飲みながら話してた訳だが
…まあー！酒が進めば進むほどアイツただの惚気生産機になって それはそれは うぜかった(笑)
なんだよ、Aのことで悩んでたんじゃなかったんか！って何回言ったことか。
まあ、ウジウジ ウジウジしねぇのがアイツのいいとこなんだけど
そのままソファで寝ちまったから、まあもう大丈夫だろと俺ん家に放ったらかして俺はモトキの家へ。
シ「うーっす」
モ「おはよ」
「え！？なんでりょーちゃん！？」
シ「なんつー顔してんだよ。目パンパンじゃねぇか(笑)」
モ「これでも冷やしたんだけどねー」
冷やしてコレかよと心の中で呟く程
どんだけ泣いたかよく分かる顔で
まあ…マサイがあんなんなんのも珍しいしってか見たことねぇ気がするレベル
付き合ってから初めてこんな事んなった訳だしまあ仕方ねーっちゃ仕方ねぇか
シ「っとに手がかかんな、お前らは」
「もう大丈夫だもん！」
シ「大丈夫だもん！じゃねーわ。マサイめちゃめちゃ辛そうだったぞ。」
「え？」
シ「当たり前だろ！マサイの気持ち考えてみろ。お前逃げてばっかじゃねぇか、ちゃんと話したんかよ？」
優しくモトキが、背中を叩いてやっていて
少しキツい言い方をしてんのは分かってるけど、こんなんじゃこの二人ずっと一緒とはいかねぇと思うんだわ。
「…夢で見たマサイが現実になっちゃった気がして、電話出ないのも女の人とスーパー居たのも絶対何かしら理由があるって分かってたはずなのに、我慢出来なくて抑えらんなくて…」
モ「うん」
「ちゃんと会いに来てくれたのに私、ちゃんと話もしなかった、」
シ「よくねぇぞ、お前のそうゆうとこ」
「…うん……マサイ今どこ？」
シ「俺ん家」
モ「行く？」
「…うん、会いたい。会ってちゃんと話する」
目を腫らしながらそう笑ったAに、もう少し冷やしときなって保冷剤渡してやって 朝飯 用意して食わせてモトキん家に常備されているAの服を出してやって…シルクん家まで送ってくるねと家を出た二人
まあ一晩明けて少しは冷静になれたんかな
シ「いや…つか。アイツ完全にAの嫁だな、言ってる意味が大いに分かるわ(笑)」
一件落着したことよりも、モトキの徹底した嫁ぶりに感動してしまった俺である。←
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作者名：とまと | 作成日時：2020年9月11日 15時
