気付けなかった声 ページ14
msi side
Aが泊まりで仕事へ。
付き合いだしてから こんなに離れたことはねぇし、まだ2日目ってのに これはやべーぞ。
マ「くっそ寂しいじゃねぇか、ボケ」
そう呟くと同時に鳴ったスマホ。
Aからかとすぐさま手に取って見ると専門学生時代の友人からで…申し訳ないけど少しガッカリした俺がいる。笑
近くに居るから飲まねぇかとの誘い
マ「ま。編集終わってるし…たまには出るか」
丁度やらなきゃいけねーことも終わらしたとこだったしっつー事で久しぶりに飲みに出ることにした。
Aが居ないと静か過ぎてやってらんないわ…ってのが一番の理由なんだけど(笑)
OKと返信をして待ち合わせ場所へ向かうと聞いていた人数より多く集まったらしく、懐かしいメンツが揃っていて昔に戻った気持ちになってテンションが上がった
それから懐かしい思い出話に花を咲かせて酒も進んだ。たまにはいーもんだな
当時、別れたとき顔を合わすのも気まずかった元カノとやらの存在も大人になれば 全然違って
当時の話も笑い話にできるようになっていた
マ「懐かしいな、ほんとに」
「ね。てゆか私トトちゃんのめっちゃファンなんだよね!あんな可愛い彼女貰っちゃってさ?幸せもんだね、ほんと」
マ「あ、そうだったんかよ?女性ファンめちゃめちゃ多いんだけど何か友達からそうやって言われると…嬉しいな」
「なにニヤけてんの!(笑)」
「まじで好きなんだな、お前!」
「さっき俺見たぜ!?待ち受け彼女とのツーショットだったもんコイツ!」
「うえ!まじかよ!マサイお前、そんなんするタイプだったっけ!?」
マ「あー!もう!うっせーよ(笑)」
動画を見てくれてる皆にAの話をするのは照れ臭いくせに嬉しくて、ゆるゆるの表情で話ちまってんだなって自分でも分かる程。(笑)
何度も何度も鳴っていたスマホに気付けない程、会えないAの話が出来んのが嬉しくて楽しくてつい浮かれていた。
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作者名:とまと | 作成日時:2020年9月11日 15時