Fischer's 虹を泳ぐサカナたち 《２》

理由を聞こうか ページ24

slk side



昔のアルバムやら写真引っ張り出して見ていたんだろう２人。人ん家で何してんだって言おうとしたら…おいおい！！A泣いてんじゃねぇかよ！ンダホ…なにした？場合によっちゃ許さねぇ。←







シ「あ！？なに！？！？どした！？」

ン「え、いや！これには深い理由が…」

ガチ焦り中のンダホにポロポロと泣くA。
理由を聞くとンダホは意地悪な質問をしてしまったと。
…まあ気持ちは分からなくもねぇけど！








シ「泣かすなよ！お前は！(笑)」

ン「泣くと思わなかったんだって」

「なんで泣いてるかも自分で分かんないよう…」


不安そうに泣くAの頭を撫でた
マサイの野郎、泣かせやがって






シ「なあA」

「うん？」

シ「誰を好きになってもいーんだよ」

「…ん」

シ「俺はAが好きだ！って心の底から想った人と一緒に居てくれりゃそれでいい」

「うん、」

シ「もしAの選んだ奴が根性曲がってたとしても俺が叩き直してやるし、悲しい思いさせられたら俺がぶっ飛ばしてやる」

「ふふ、うん」

シ「まあマサイに限ってんな事ないのは分かってるけど」

「…ん」

シ「ホントはもう気付いてんだろ？気持ち」

「うん、」

シ「それで十分。気持ちに気付く事が大きい事だしお前にとっちゃ大変なことなの皆分かってるから」



Aにとって俺たち７人全員が物凄く大好きで大切だって想ってくれてるのは知ってるし感じてる。

そんな中から１人に特別な気持ち持ってるっつーのが悪いことの様に感じるのも分かる。Aなら。

全員を想うからこそ









ン「ゴメンな？A、泣かせて…」

「へへ、いいんだよ、ごめんね？私こそ」

ン「泣かれて心臓痛かったし、シルクに見られて俺死んだと思った」

シ「事によっちゃ殺ってたぞ←」

ン「やめろよー！(笑)」

シ「にしてもマサイめ。早速泣かしてんじゃねぇか」

「いや！違うじゃん、これは！マサイなんも悪いことしてないよ！？」

シ「俺にとっちゃ泣かせてんのと一緒なんだよ」

ン「厳しいなあ、兄貴(笑)」

シ「まあAがせっかく気持ちに気付いた記念に多目に見てやらんことも無いこたぁ無い」

ン「記念(笑)」

「はぁ…にしてもこれからどうしよう」


早速 不安気なAが可愛くて もう既にマサイが羨ましい超えて 腹たってる俺は大丈夫でしょうか ←

…まあでもちゃんと気付けて受け止められて良かった。少し前進だな。








*

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