Fischer's 虹を泳ぐサカナたち 《２》

泣かせたのは‥ ページ23

ndh side



同級生が結婚、妊娠ラッシュでＳＮＳで良く見掛けるねって話をAとしてて

懐かしくなってきて卒業アルバムやら昔の写真を引っ張り出してきて騒いでます。懐かしい。







「わー！！懐かしい！！」

ン「A、全然変わんないね(笑)」

「褒めてる？」

ン「変わらず可愛いねって続けるつもりだったから褒めてる！(笑)」

「ありがと(笑)」



キャッキャッしてたのに
Aの手が止まったのは、シルクとマサイとダーマと…えーと…誰だっけ…あ！青柳？さんとその友達かな？






ン「この写真がどうした？」

「マサイの顔やばくない？」

ン「え？」

手に取って見てみると
青柳さんの隣で微笑んで写るマサイ。なにがやばい？






ン「やばい？」

「好き！って感じだよね」

ン「え！？」

「見なきゃ良かったー！！！！！」

ン「え、なになに？Aがマサイを好きってなったの？この写真みて？」

「違うわ！！バカたれ！！マサイがこの女の子を！好きなんだなあって伝わる写真だね！って言ってんの！…いや！言わせるなよ！」

ン「ご、ごめん(笑)」


マシンガンの様に吐き出して、溜め息ついたA。
好きってなってんのも何年も前の話だし、付き合っても無かったはずだし
…いやそもそも、何をそんなにAは怒ってんだ？(笑)









ン「マサイが他の子好きなの嫌なの？」

「嫌か嫌じゃないかで言ったらやだよ！！」

ン「なんで？え、これは？」

「それはいいよ、幸せそうで何より」

ン「なんだよ、その違い(笑)」


俺が見せたのは、シルクの彼女であり俺にとっても大好きだった人と映る３ショット。…これはどうでもいいんかい！！(笑)








ン「Aさ、マサイの事好きなんでしょ(笑)」

「は！？」

ン「完全に好きじゃん」

「なんで！？」

ン「昔の恋愛知って嫉妬するって好き以外あんの？」

「え、いや、それは別に」

ン「俺とかシルクとか、他のメンバーは平気じゃん？」

「…まあ…」

ン「マサイに今彼女出来たらどうする？」

「…」


いつまでも向き合えないでいるAに爆弾を投げてみると


え。待って。









「…そんなん、」

ン「待て待て待て待て！！(笑)」

「…やだ」

ン「泣くな！泣くこと！？」

「だって〜！！」

シ「あ！？なに！？！？どした！？」

ン「え、いや！これには深い理由が…」


なんというタイミングで帰宅するんですか、リーダー…こええよ、顔が。(笑)






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