【アルスマグナ】恋はみたらしだんご【泉奏】 (ページ6)

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５話ページ6

廊下で待ってること５分

ケント先生がわたしの話をしているようで、教室は廊下に響くほどにぎやかな様子…

うう…期待に応えられないお顔でごめんね…

九「Aちゃん、おいで～」

貴「はい…っ」

教室に一歩入ると、やっぱり第一声は小さい…

好きでちっこくなったわけじゃないのに…

ちらっと教室を見渡すと、あの真っ赤な髪の男の子と目が合った

神「こっちみんな」

べーっと舌を出されて口パクで怒られた

なぜ…！？やっぱりこの人は怖い人だ…！泉さんは実は優しかったのにっ

九「じゃあAちゃん、自己紹介してもらおうかな？」

貴「ひゃぃ、っじゃなくて…はいっ

　小町 Aです…っ
　しゅ…、好きな食べ物はみたらしだんごです！
　よろしくお願いしましゅっ、…す！！」

九「ぶっ、ふはっ、ありがとう。
　じゃあ席は泉の隣ね、」

先生にも笑われた…ぁ、

自分でもあれは噛みすぎだよ…、どうしちゃったのわたしの舌！！

ああ…もう！転校初日から最悪だよう

って、泉さんのお隣席…！？

なんだこれっ、最悪と最高が交じって頭がおかしくなりそうだよ！？

泉「よろしくおねがいしますね」

貴「はいっ…よろしくお願いします、」

ああもう！授業になんか集中できなーいっ！

神「……ふんっ、つまんねーのっ」