雨だって!＿＿Amu

教室。 ページ28

やっとメロンパンを買えた僕は

Aちゃんがいる、教室へと走った。


．


．


．


A「あむくん！」

僕に気づいてくれた君は

僕が好きなその笑顔で

僕を呼んだ。

…Aちゃん、なんかこの光景…

付き合ってる、みたいじゃない？

なんて、軽々と口に出せるわけもなく

心の中にしまっておいた。

Aちゃんのお弁当は昨日と同じく

可愛くて…

今日は、岸先輩の分も作ったんだって。

岸先輩、

挙武「…うらやましいなあ」

A「えっ?!」

あっ、

なんて気づいたのは十分遅くて、

言ってしまった言葉を

取り消したいくらい恥ずかしかった。

挙武「あ、えっと

お弁当が…その…」

A「いいよっ」

挙武「え」

A「うん、いいよ。

明日、あむくんの分も作ってくるよ！

あ、へたっぴだけどね///」

Aちゃん、照れ笑いだなんて…

可愛すぎるよ///


．


．


．


あっという間にお昼も終わってしまって

もっと話したいな、って思った。

…だけど僕、

Aちゃんの隣なんだよね。

今まで隣の子なんて意識、

したことなかったんだけど

君が隣だと、

一秒でも、とっても幸せに感じるんだ。

君が、隣にいてくれる。

ただ、それだけで。

プリント。→←放課後。

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す