嫌いは好きの裏返し

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TH side


朝起きたらAがいなかった

先にお仕事があるらしく、俺たちよりも早いのにご飯を用意して出て行ったらしい。なんていい子なんだろう..



俺達は先に収録現場にきて、Aの合流時間まで控え室で遊んでたんだ..


EB｢テヒョンくん〜何してるの？｣

さっきからずっとついてくるウンビさん

この人は直感で苦手と本能が叫んだ

TH｢えっと、スマホゲームだよ笑｣


EB｢え〜すごい〜！ジョングクくんもゲーム好きだよね？休みの日とか二人で遊んだりしてるの？｣


ジョングガは人見知り発動してるし、俺が答えるしかない空気が作られる


TH｢う、うん！ジョングガ強くてなかなか勝てないんだけどね〜｣


EB｢機会があったら宿舎にお邪魔してもいいかな？私もゲーム好きなの！一緒にやりたいな〜｣


TH｢うん〜機会があったらね〜｣


普通にスタイリストの人が宿舎に出入りなんてありえないんだけどね。ヘスヌナやサランヌナくらいしかA関係で特別許可されてるくらいなのに

ウンビさんはなんだか意識が低くて、何かやらかしそうな感じがするから警戒しとかなきゃ


｢お疲れ様でーす。これ、皆さんに差し入れでーす｣


いつもよりテンション高めに部屋に入ってきたのはAで、差し入れも持ってきてくれたらしい

｢あ、テヒョンさんとジョングクさんとジミンさんはコーラですからね｣

ちょうど飲みたかったコーラ。以心伝心かな

やっぱりAはどこか安心する


｢ウンビさんコーヒーとコーラどっちになさいます？｣


EB｢え、私もいいの？ありがとう〜じゃあコーヒー貰うね〜｣


スタイリストさんやマネヒョンたちの分達も買ってきてたみたいでみんなに配り歩いてるA

なんていい子なマンネなんだ..と感心してたらビシャアッと聞こえた音


EB｢わっ〜ごめんなさいね！私が受け取る前にAちゃんが手放しちゃったもんだから..ちゃんと受け取ってあげられなくてごめんね！大丈夫？｣


｢いえ！私が悪いんで！ウンビさんに掛かってませんか？｣


EB｢私はそんなにかかってないけど..Aちゃん思いっきりかかっちゃってるよね！火傷とか大丈夫？｣


｢ウンビさんが大丈夫なら良かったです。じゃ、私着替えてきますね〜。ヘスオンニ拭くものあったりします？｣


HS｢私が拭いとくから着替えておいで｣


｢そんな悪いです！せめて一緒に拭きましょ｣



Aがそんなミスなんて珍しい..？

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