17話『4番』(下) ページ24
レイ「ナイス!コハク!」
レイはグッドサインを作った。
コハク「レインくんもナイスです!」
コハクはピンク色でレイの周りを塗り替えした後、2人はハイタッチをした。
コハク「倒した…ってことでいいんですよね…?」
レイ「多分ここは敵の拠点だ。どこかにリスポーン地があるはず…ここにい続けるのは危ないな…」
結構この場所にいたはずだが、一行にリトが来ない。
不安そうに暗い道を見るレイとコハク。
すると、
?『女の子のこと、放っておいていいのかい?』
数箇所あるスピーカーから男の声が聞こえた。
レイ「…なんだ?」
コハク「これ、見られてるみたいですね…」
?『今頃あの子はどんな"拷問"を受けてるんだろうね〜』
レイ「っ!?」
コハク「拷問…!?」
レイ「…仕方ない…リトが早く合流することを願って先に進もう」
コハク「はい…!」
レイとコハクは前方へ走った。
ーーー
2人が心配していたリトは、走っている途中誰かに腕を掴まれた。
リト「っ!!」
そのまま引き寄せられた。
そこは薄暗かったが、顔が認識できるくらいだった。
リト「……君は…ミカちゃんをさらっていった……」
エイト「よく分かったな」
リト「そりゃ覚えてるよ、鮮明に」
エイト「じゃあそれまでに俺がしてきた行動も覚えてるってことだな」
リト「…」
エイト「…お前はまだ知らない部分がありすぎる」
リト「…どういうこと」
エイト「今から教えてやる。お前の仲間に
『裏切り者』がいることを」
リト「そんなに僕はバカじゃないよ。真っ赤な嘘を真に受けるわけがない」
エイト「…そうか。じゃあ決定的な証拠を挙げながら説明してやる」
リト「…」
エイト「お前の祖母、母親は俺たちのボスが"殺/した"。」
リト「っ!!」
エイト「腹部に黒インクがついていた。つまり、致/死/量のインクを腹部に当てて殺/した。」
リト「…なんでそんなことをしたの…何か恨みがあったの…」
エイト「恨み??別にない。「必要がなくなった」からだ。」
リト「…」
リトは段々と怒りや憎しみが顕になっていた。握りしめる手の力が強くなっていく。
リト「…なんで僕ばっかり…」
エイト「お前を不幸にさせている者は身近にいる」
リト「…だから僕にそんな嘘は効かないって」
エイトを睨むリトの左目が真っ赤になっている。
エイト「お前の祖母、母を殺/したボスは、
お前達の仲間、「レイン」の"父親"だ。」
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作者名:こっこ@amuse | 作成日時:2019年7月1日 7時