安室透の言動がどうしても分からないのですが…誰か取扱説明書をください

episode104 ページ15

？「何かお困りですか？プリンセス？」

…あれ？…私、いま1人だよね…

頭がおかしくなって幻聴まで聞いてしまったようだ

ていうかなんだプリンセスって

私のどの部分を見てそう思ったのか問いたい

お前はどこかの王子かよ！と突っ込みたい気持ちがあるが


幻聴に対し1人でツッコむ私

想像しただけで自分が可哀想だ

誰もいるはずがない

貴「あぁ…もう分からないの！！」

幻聴に八つ当たりしてしまった

？「おぉ…驚いたぜ…」

貴「は？」

鬼の形相で幻聴が聞こえた方を向くと…人が立っていた

動物ではない、あきらかに人間だ

その人は全身白で統一されたコーデをしている

まるで怪盗キッドみたいだ

白いマント(？)が風で揺れちょうど顔が見えない

あれ？…でもこの人って…本当に…

？「ようやくお気付きのようで…」

そう言うと彼はべランドの窓を開けてこっちに…

？「お？なんだ開かねぇ」

来なかった

なぜなら私が鍵を閉めていたから

………本物の怪盗キッドだぁぁぁぁぁ！！

快「開けてくれ…じゃなくて開けてくださいませんか？お嬢さん？」

口調がブレブレだ

不法侵入だ！とも言いたいが

黒羽快斗は好きだし…開けようかな…仕方ないなぁ…

とかブツブツ言いながらすぐに鍵を開ける私は本当にバカなんだと思う

快「ありがとうございますお嬢さん…」

貴「怪盗キッド…？」

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