ただの一般人なんです！【名探偵コナン】

episode14 ページ16

貴「あぁ…最近飲めるようになったの」

コ「そうなんだ！けどなんでバーボンを飲もうと思ったの？

　 バーボンって’男らしいお酒’っていうイメージじゃない？」

探りを入れてきたな

貴「でもお酒のことなんて…どこでそんな知識を覚えたの？コナンくんはすごいね！」

コ「ううん！そんなことないよ〜！ちょっと気になってね…バーボンについて」

こんなに鋭い目をする小学生なんている？ってくらい今は探偵の目をしている

貴「そうなのー？でもお酒は成人してからだから飲んじゃいけないからね」

あくまで私は避けていくだけだ

避けると言うかただの何も知らないバカみたいにするだけだけど

コ「はーい！…あ！もうこんな時間！A姉ちゃん いま大丈夫？」

貴「うん…大丈夫だけど…何かあったの？」

コ「僕ね…実は財布と携帯を家に忘れちゃってさ…で帰る手段がないんだ…」

貴「………ん？」

一瞬思考が停止した

財布と携帯って一番重要じゃない？

出かけるときは『財布と携帯だけあれば、あとは忘れても大丈夫でしょ！』

的な感じじゃないの！？なぜその２つを持ってきていない？！

そんな人いる？じゃあ死神よここまでの移動手段どうしたんだよ！！

貴「コナンくん…行きはどうしたの？」

コ「沖矢さんっていう人に送り迎えを頼んだけど携帯がないから連絡できないんだ」

お、沖矢さんだと！？

今脳内で沖矢さんパレードだ

いけないそんなことを考えている場合じゃない

貴「あぁ！それなら私の家電話使っていいよ！」

ふっ、どうだ！

コ「その人の携帯番号覚えてなくて…」

貴「あ！じゃあ私が駅までのタクシー代と電車代を出すよ！」

コ「僕一人じゃ怖いよぉ…」

貴「……」

『嘘つけ！本当は高校生だろ！１人で行けよ！』とかいったら元も子もない

貴「そ、そっか」

…負けてしまった…

もうこれ以上のバリエーションがない

貴「…じゃあ私が電車で送ろうか…？」

コ「え！いいの！ありがとう！

　 やったー！」

貴「じゃあ私ちょっと着替えてくるから待っててね」

コ「はーい！」

まんまと死神に乗せられた…

けどこうやって喜んでいるのを見ると本当に普通の小学生みたいだ

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