【名探偵コナン】トリップ女子は死にたかった【安室透/降谷零】 (ページ27)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:76,851 hit

○ ページ27

お店を出て安室さんを待つこと約10分

安「お待たせしました」

『お疲れ様です』

横に並び歩き始める

こんな普通なことがドキドキするなんて

安「どうしたんですか？今日は随分と楽しそうですね。」

クスクスと笑って私に話しかける

『そうですかね…』

安「ええ、何だか嬉しそうにしてるので」

わかってて言ってるんだろうな

意地の悪い人

『なんでもないですよ』

私は口では冷静を装っていても赤くなってるだろう

安「拗ねないでくださいよ」

『拗ねてませんよ』

わかってるならいちいち言わないでよ

安「ごめんなさい。意外とAさんはわかりやすいですね…耳まで赤くなってますよ」

笑いながらそんなことを言う

『別にいいです……
あ、じゃあ、今度…お出かけとかしませんか…』

なんて我儘

安「ええ、いいですよ」

『え、本当にいいんですか…？』

安「どこか行きたいところあるんですか？」

行きたいところ…

ずっと行ってみたかったところ

『遊園地とか水族館行ってみたいです…
なんて子供っぽいですかね？』

安「いいですよ。なら、近々リニューアルするという東都水族館に行きませんか？」

微笑んで答えてくれる安室さん

『あ、ありがとうございます…！』

｜この初デートで
｜あんな事件に巻き込まれるなんて思ってもいなかった