不幸少女と降谷さん。

25話 ページ27

「色々あったなぁ。この１週間で」

そう言いながら、布団がないため畳の上に転がる

私の住んでるアパートはとにかく狭い

1ルームに台所がありトイレは共同、お風呂は一応付いている

その部屋にダンボールで作った勉強机兼ダイニング
それより一回り小さいダンボールが作業台

敷き布団はなくダンボールを代わりにひき、大家さんからもらったお古の毛布が一枚

隙間風がひどく冬はバイト先でお湯をもらい湯たんぽにして寝ていた。


そんな超貧乏な私は、かなりピンチだ

バイト先を次々とクビになり、借金は消えたものの全財産を拉致られた時に分捕られ、明日…いや今日さえも生きて行ける気がしない



「最悪だ」


なんでいつもこうなるんだろう。良いことがあるとその2倍3倍以上不幸になって帰ってくる

努力しても報われない



「ハハハ……死ぬ勇気があれば良いのに……


きっと地獄だろうなぁ……だって周りの人も不幸にしちゃう体質なんて、神様も同じ空間に痛くないだろうしね」



神にさえ見放されたのか……ワタシハ






そう、一ついいことがあると


2倍3倍以上の不幸になって返ってくる




借金が消えた……



どんな大きな不幸になるのか……






また私は消えなくてはならないのかな

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