秘密 168 ページ8
ジン「んなことあったってのに報告なしか?」
「ゴミみたいな人間の一人や二人消えたところで今更だろ?」
鼻で笑いながら、オーロラが言う。
寒気がする。その不快感は腕から体全体に走る。あぁ、キモい。
「どうせ、あの方は知ってるはずだ」
ジン「……おまえらしい考えだ。さすが魔女に見込まれただけある」
魔女。母さんのことだ。
「で?何が言いたい」
グダグダと話を長くするのは、ジンらしくない
ジン「バーボンはどこだ」
一番出て欲しくない名前が出た。降谷に目配せをする
「知らないけど?」
ジン「疑わしきは罰せ」
「ネズミだと?」
ジン「さぁ?ただ聞いただけだ」
どこまでバレてる。情報は何処から漏れた。ぐるぐると頭の中で計算する
「どうでもいいわ。あんな男ただ顔がいいいからそばに置いてただけよ。でも…気に入ってるから……殺るときは一言言ってちょうだい。あの顔をなくすには惜しいのよ」
ジン「まるであの魔女のようだな。ハッ、気が向いたらな」
そう言い残し電話は切れた。逆探知機能時間稼ぎ?いや、そもそもできないはずになってる。プロのハッカー程度が破れるシロモロではない。
あぁ、頭が痛い。
違う。今優先すべきは、降谷の立ち位置だ。今から母さんと合流して探りに行くか?
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作者名:白奈うどん | 作成日時:2018年8月26日 22時