Story 62 ページ16
「…キュラソーからRUMに送られてきたメールにお前達、二人の名前があったそうだ」
今は使われていない暗い倉庫の中、手錠で繋がれたバーボンとキールの姿があった。
それに愛用のべレッタを突きつけているのは
「…キュラソー？RUM の腹心か…」
つぶやいたバーボンにキールが頷く。
「…ええ、情報収集のスペシャリストよ…」
「僕たちを殺さず拉致したのはそのキュラソーとやらの情報が正確ではなかったからではないですか！？」
身を乗り出したバーボンにジンはにたりと笑う。
「…流石だな、バーボン…」
ジンの言葉を受けてベルモットが続ける。
「…ノックリストを盗んだまでは良かったけど…警察に見つかり、事故を起こした」
「挙げ句、記憶喪失と来たもんだ…」
サングラスの奥で笑ったのはウォッカ。
つうっとバーボンとキールの背中に汗が伝う。
「さあ…裏切り者の裁きの時間だ。…ネズミはどっちだ？」
ジンが冷酷に笑い、ウォッカも楽しげな様子である。
『…貴方、何をする気なの』
ずっと黙っていたローズが口を開く。
「…何を言ってる。ローズ…決まってるだろう？裏切り者の末路はこうだ…」
バンという乾いた銃声がひとつ鳴った。
「…な、どうしてお前…」
『…私の、仲間たちを…傷つけ…ないで…くれるかしら…？』
キールをかばって撃たれたのはローズだった。
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祥子(プロフ) - とても深いグリーンさん» ありがとうございます！お待たせしました！！最終話にリンクを貼っております(^^)是非お楽しみください！ (2017年12月31日 11時) (
レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
とても深いグリーン(プロフ) - ”いったん”完結おめでとうございます(^^)新章待ってます！ (2017年12月30日 22時) (レス) id: 629a69f0d0 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - クローバーさん» 嬉しいなあ！クローバーさんも良いお年を〜(*^^*) (2017年12月28日 19時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - 祥子さん» はい、暇あればチェックしちゃうんです(//∇//)ローズが心配ですが、良いお年を！ (2017年12月28日 0時) (レス) id: 0cbfa43b10 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - クローバーさん» いつも楽しみにしてくださってありがとうございます(*^^*) (2017年12月24日 21時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥子 | 作成日時：2017年10月14日 16時
