Story 45 ページ47
『バーボン！』
ホテルのロビーの椅子にゆらりと腰掛けた彼の姿にほっとしたAは駆け寄る。
「すみません、ローズ…」
眉根を下げて謝る彼に首を横に振る。
『いいの、貴方が無事なら』
ぽつりと"スコッチや赤井みたいに私を置いて死なないで…"そう言ったローズの言葉に安室は目を見開く。
「ローズ？」
『あ、ごめんなさい…。少し感傷的になり過ぎたみたい。気にしないで』
「…僕にスタンガンを当てた男…どうなったんです？」
『…逃げられたわ、窓から手榴弾を投げられて…でも変よね。金酉の話だと仲間は会場に居た1人だけと思ったのだけど…まだ居たのかしら…』
不思議そうに首を傾げて考える彼女を横目で見ながら安室は思う。
(コナン君の仕業か…)
医務室で安室が目を覚ました後、コナンは言ったのだ。
《 ねえ、安室さん。一緒に居た女の人ってもしかして…》
《 ああ、彼女は純組織の人間だ…コードネームは"ローズ"。絶対に関わらない方がいい…》
《 やっぱり…。高安さんを殺したのってローズ？》
《 いや今回の
《 そっか…彼女は今どこに？》
《 恐らく殺された高安さんの部屋に居ると思うよ…僕をスタンガンで殴った男とともにね…それに横顔しか見えなかったけどソイツの顔に見覚えが…》
《 誰なの？！》
《 金酉晋次郎という男だ。組織とは因縁の仲で、半年前に彼の率いる金酉組を根こそぎ壊滅したはずだが…生きていたということは十中八九ローズに殺される》
《 …なるほど、ありがとう安室さん！》
《 ちょっとコナン君！？どこに？！》
《 ちょっと知り合いのところ！》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 530人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
祥子(プロフ) - クローバーさん» クローバーさん！最高の褒め言葉です！嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！ (2017年9月30日 9時) (
レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - おもしろいです。早く続きが読みたい (2017年9月29日 23時) (レス) id: d0ebff26be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：祥子 | 作成日時：2017年9月8日 22時
