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Story 33 ページ35
約束の時間通りに彼女の部屋に行くと、どうぞという声とともにガチャリとドアが開いた。
そこにはいつものピリリとした仕事用のローズではなく少し砕けた柔らかい雰囲気の彼女がいた。
『呼び出してごめんなさいね、バーボン』
「いえ。何かお話があるのでは？」
『まあ、そうね』
勧められたソファに腰かけたバーボン―――安室透は背筋を伸ばした。
『赤ワインでいいかしら？』
「いえ、お気遣いなく」
『一杯ぐらい付き合って頂戴な。毒は入ってないから』
ふふと妖艶に笑う彼女。
『何の話か緊張しているでしょう？』
彼に赤ワインのグラスを手渡したローズはそう言って微笑む。
ポーカーフェイスを保っているつもりだったが、流石に見破られていたかと安室は内心
『…私の昔話聞いてくれない？』
「…え？あなたは昔話は嫌いだと…」
『そうよ。だから一回しか話さないから聞いて頂戴』
それは安室の知らないローズの話。
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祥子(プロフ) - クローバーさん» クローバーさん！最高の褒め言葉です！嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！ (2017年9月30日 9時) (
レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - おもしろいです。早く続きが読みたい (2017年9月29日 23時) (レス) id: d0ebff26be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥子 | 作成日時：2017年9月8日 22時
