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Story 8 ページ9

「…お母さん?」


「仕方ないわね…」



母がそう言って、Aを見た。



「A、お母さんが居なくなっても平気よね?」


「…え、何言って…」



それは昔、Aが幼い頃の母のことばと同じで。



嫌な記憶が蘇る。




『ごめんね、A。お母さんはあなたとお別れしないといけないの』


『…っ、どうして??』


『…Aはお母さんがいなくても平気よね?お利口に出来るわよね??』


『やだっ!A、お母さんがいないといやぁっ…!!!』





「お母さん、待って…!」



Aの叫び虚しく母はそっと刃物男と拳銃男達に見つからないように彼らに近づいて行った。





一方その頃、まだ幼い工藤新一も様子を伺っていた。



(…やべえ、何なんだアイツら…このままじゃみんな…)



「父さん、何かできないのか?」



小声で隣にいる父――優作に聞けば。



「今はじっとしてるしかないさ、彼等の要求もまだ分からないしね…」





「おい、全員動くなよ…」



舞台の刃物男を舞台袖から伺っていたシャロンは考えていた。



(変ね…入口出口を固めて客やスタッフが外に出れないようにしたまではいいけれど…、舞台袖はノーチェックでいつでも外に出られる…おまけに誰からも携帯電話を奪っていないから、袖にいた人間は警察に連絡し放題だわ…。犯人の要求も分からない…まだ何か隠してる事が?)



シャロンがそっと舞台の方を覗き込むと何かがキラリと光る。



(?…っ、まさかあれ)



嫌な予感がしてカーテンに隠れるように客席を眺める。天井から壁から全て。舞台セット、照明から全て。遠くて分かりにくいけれど、タイマーがセットされた時限爆弾が至る所に散りばめられていた。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 赤井秀一   
作品ジャンル:アニメ
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祥子(プロフ) - 有栖川爽良さん» お待たせしていたのに申し訳ないです。こちらの都合により、これにて完結となります。本当にすみません。 (2018年2月13日 1時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
有栖川爽良(プロフ) - 続きがとても気になります!!これからも頑張ってくださいp(´∇`)q ファイトォ~♪ (2018年2月4日 22時) (レス) id: 8b131bc6c2 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - クローバーさん» クローバーさん!ありがとうございます(*^^*)こちらは薔薇シリーズの元ネタです(*^^*) (2017年12月8日 21時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - こちらにも来てしまいました! おもしろいしバーボンにキュンキュンです// (2017年12月7日 17時) (レス) id: 911e6ebada (このIDを非表示/違反報告)
MAIKA(プロフ) - 祥子さん» ありがとうございます! (2017年12月6日 23時) (レス) id: 1eca5a29ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:祥子 | 作成日時:2017年8月12日 15時

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