Story 13 ページ14
「…くん、コナンくん」
名前を呼ばれた気がした。
コナンは周りを見渡すが誰も居ない。――何だ、気のせいか…と再び歩き出すと。
「コナンくん！ここよ」
路肩に止めてあった白のフィアット500から顔を覗かせたのはミモザ――ことAである。
「Aさん!?どうしたの？」
「…ちょっと知恵を借りたいのよ、名探偵くん」
慌てて彼女の車に乗り込む。赤井が彼女のことは信用も信頼もしていい、大丈夫だと言っていたのでコナンはAのことをすっかり信用している。
「…何？奴らまさか何か企んでるの？」
「当たらずとも遠からず、かな」
「へ？」
「奴らじゃなくて、私が企んでるの」
「はあ？」
にっこり笑ってA。
「…真面目な話だからちゃんと聞いてよ、新一くん」
「…わぁったよ…」
本名まで出されたら聞かない訳にはいかない。
「ふふ、あのねもうすぐ志保の誕生日なの」
「…あー、そうだっけか？」
「あらあら、すっかり素の君じゃない」
「本名出されたらコナンのふりする必要ねーだろ？」
「まあ話しやすくていいわ」
「で？灰原の誕生日どーすんだよ？」
「お祝いしてあげたいの！でも私、志保が小さい時にしか顔を合わせてないから彼女の好みが分からないのよ…君、何か志保が喜びそうなもの知らない？」
「灰原が喜ぶものねぇ…」
サッカーの比護選手のグッズか、はたまたフサエブランドのものか。
(…アイツ好みうるせーしなぁ。しかもこないだフサエブランドの新作、博士に買わせてたしなぁ)
うーんとコナンが悩んでる中、Aは自分の車に近づいてくる人影に気づいていた。
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祥子(プロフ) - 有栖川爽良さん» お待たせしていたのに申し訳ないです。こちらの都合により、これにて完結となります。本当にすみません。 (2018年2月13日 1時) (
レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
有栖川爽良(プロフ) - 続きがとても気になります！！これからも頑張ってくださいp(´∇｀)q ﾌｧｲﾄｫ~♪ (2018年2月4日 22時) (レス) id: 8b131bc6c2 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - クローバーさん» クローバーさん！ありがとうございます(*^^*)こちらは薔薇シリーズの元ネタです(*^^*) (2017年12月8日 21時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - こちらにも来てしまいました！ おもしろいしバーボンにキュンキュンです// (2017年12月7日 17時) (レス) id: 911e6ebada (このIDを非表示/違反報告)
MAIKA(プロフ) - 祥子さん» ありがとうございます！ (2017年12月6日 23時) (レス) id: 1eca5a29ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥子 | 作成日時：2017年8月12日 15時
