Story 12 ページ13
「A!やっと見つけた」
零の声が後ろからして、振り返ろうとすれば手を恋人繋ぎで繋がれる。
「…どこに行ってたんだ、心配したんだぞ!!!!」
「ごめんなさい…人波に揉まれて迷ってしまって」
「まあ、無事だったならいいけど…」
ギュッと握った零の手が温かい。赤井とは違う温もり。
「…私のこと見つけてくれてありがとう」
そう言ってにっこり微笑むと、当たり前だろと頭を小突かれた。
…ねえ、あなたは私がもし秀と居たなんて言ったら怒る?
あなたがこの世で一番憎んでいるであろう彼と一緒に居たなんて言ったら。
「…零」
「…ん?」
振り向いた零は見たこともないほど優しい顔をしていて。
「…やっぱり何でもない」
Aはそう言ってただ微笑んだ。
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祥子(プロフ) - 有栖川爽良さん» お待たせしていたのに申し訳ないです。こちらの都合により、これにて完結となります。本当にすみません。 (2018年2月13日 1時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
有栖川爽良(プロフ) - 続きがとても気になります!!これからも頑張ってくださいp(´∇`)q ファイトォ~♪ (2018年2月4日 22時) (レス) id: 8b131bc6c2 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - クローバーさん» クローバーさん!ありがとうございます(*^^*)こちらは薔薇シリーズの元ネタです(*^^*) (2017年12月8日 21時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - こちらにも来てしまいました! おもしろいしバーボンにキュンキュンです// (2017年12月7日 17時) (レス) id: 911e6ebada (このIDを非表示/違反報告)
MAIKA(プロフ) - 祥子さん» ありがとうございます! (2017年12月6日 23時) (レス) id: 1eca5a29ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祥子 | 作成日時:2017年8月12日 15時