《純黒の悪夢》銃声 ページ11
「…ねえ、バーボン」
バ「はい」
「…あなたのこと信じてもかまわない?」
どういう意味かと首を傾げた彼に私は微笑む。
「…無関係な人間は巻き込まないって」
そう言って私はひょいとバーボンの腕をすり抜け、ゴンドラの外に出る。
バ「…っ、ミモザっ…!!!」
バーボンが私の後を追い、ゴンドラの外に出てぐいと私を引っ張り、観覧車の内部に身を下ろした。
「…嫌なのよ、人が目の前で死ぬのは…武器は誰かを守るためにあるのにっ…!」
…黒に染まりきれない私がボスに疑われるのは至極当たり前のことで、でもそんなことはどうでもいい。
…ただ、救いたかった。
目の前にある小さな生命を…。
…あのとき、救えなかった分まで。
…だけど、そのとき銃声が響いたのだ。
…そしてその後入ったジンからの通信は、少なくとも1人の命が無くなったことを物語っていた。
ジ『…よくやった、キャンティ…。ミモザ、バーボン、聞こえるか?USBの回収に迎え』
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ありす - もうサイコーです! (2018年7月14日 16時) (レス) id: a05ec1cfef (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - 美零さん» 来年を楽しみに待ちましょう(*^^*) (2017年6月23日 22時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - りんさん» たくさんキュンキュンしてください!私も書きながらキュンキュンしてます笑 (2017年6月23日 22時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
美零 - そうですね!! (2017年6月22日 17時) (レス) id: 53f77aa8bb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - きゅんきゅんする!! (2017年6月17日 23時) (レス) id: aa9084d7b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祥子 | 作成日時:2017年5月20日 21時