口元に笑みを ページ2
「バーボン…情報収集に長けた組織の探り屋」
バ「ええ…ご存知でしたか」
「もちろん、よく知ってるわ。…それよりそんなところに突っ立ってないで中に入ったら?紅茶くらい入れるわよ」
私はそう言って席を立ち、バーボンに背を向けてティーカップを取り出した。
バ「…いえ、お構いなく…」
ベルモット「2人とも…仕事よ」
そう言ってドアの前にいるバーボンを押しのけて先に部屋に入ってきたのはベルモットだ。
「…あら、それは私も参加ってこと?」
ベ「…ええ、あなたはサポートに回ってもらうわ。バーボンと一緒にね…」
…どうやら薬の引き継ぎだけで仕事は終わらないようだ。
私は仕方なくティーカップを持つ手を戻し、ベルモットとバーボンに顔を向ける。
「…科学者が取引に同行なんて変ね、それとも」
そう言って私はじろりとベルモットを見た。
「…私はボスに疑われてるってわけ?」
ベルモットは質問に答えず、ただ口の端に笑みを浮かべていた。
…そしてその様子をバーボンが不安そうな顔で見ていた。
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ありす - もうサイコーです! (2018年7月14日 16時) (レス) id: a05ec1cfef (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - 美零さん» 来年を楽しみに待ちましょう(*^^*) (2017年6月23日 22時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - りんさん» たくさんキュンキュンしてください!私も書きながらキュンキュンしてます笑 (2017年6月23日 22時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
美零 - そうですね!! (2017年6月22日 17時) (レス) id: 53f77aa8bb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - きゅんきゅんする!! (2017年6月17日 23時) (レス) id: aa9084d7b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祥子 | 作成日時:2017年5月20日 21時